- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
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本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
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お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【新潟記念】往く夏に空白を埋める
2018/9/1(土)
日曜新潟11R 新潟記念(G3)(芝外2000m)
◎本命馬 |
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⑩グリュイエール 牡6、栗東・藤原英厩舎、戸崎騎手 |
新潟の大雨は、金曜夕方には峠を越えたが、土曜未明までは降ったり止んだり。土曜の開催時間帯は回復したものの、水はけのよい新潟であってもたっぷり水を含んだ芝は容易に乾かない。日曜は晴れそうで、新潟記念の時間帯には、もしかしたら良馬場になるかもしれないが、土曜に使われた芝は外差しに傾くことが濃厚だ。
この傾向を逆手に取ってのイン粘り込みもないわけではないが、それが見込まれるマイネル2頭には押し切るだけの力はないだろう。マイネルハニーは距離不安があり、56キロのマイネルミラノに3着の可能性があるかどうかだ。
ここは後方に傾きすぎない外差し、今夏の当該コースでの断然の種牡馬成績を誇るディープインパクト産駒、⑩グリュイエールから入りたい。
2年のブランクがなければ、とうに重賞の1つや2つは取っていたはずの馬。復帰後も能力の高さを示している。近親にクロフネ、マウントロブソンらがいる一族で、牝系から伝わるパワーが父の切れを下支えする好配合だ。夏の総決算として、2年のブランクを埋める勲章を取るとみた。
$お宝馬 |
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⑧ストーンウェア |
前走小倉記念は健闘したが、本来は直線の長いコースでゆったり乗られてスパートに賭けるタイプ。小倉記念負け組の巻き返しも時として見られるレースで、これにも合致する。ベガ、アドマイヤベガらが近親にいる血統で、スタミナを問われる展開になった方が走れる。道悪が残ったとしても血統からは問題なし。
相手上位は当然①ブラストワンピース、⑬セダブリランテス。押さえは⑪エンジニア、⑤メートルダール、⑦マイネルミラノ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。