土曜阪神11R シリウスS(G3)(ダート2000m)

金曜は全国的に好天だったが、土曜は一転しそうな予報。中山は芝ならなんとかメインは稍重あたりで落ち着きそうだが、阪神は芝もダートも正真正銘の重馬場となる見込みだ。もっともダートであっても、お汁粉のようにドタドタの状態になれば、反対に時計が掛かりだして(あくまで道悪にしては、だが)、馬力型優勢になるのだが・・・。
一応、予報を見る限りではそこまでにはならないとみて、軽いダートを想定する。

今年のシリウスSは前に行きたい馬が多く、軽いダートなら鞍上の意識は、なおさら前掛かりになるだろう。差し、あるいは前がバテ始めたところをまくり上げてくる馬に利が出るのでは。となれば、⑧グレイトパールで仕方ない。
前走の敗因はペースもそうだが、それ以上に、1年近い鉄砲を高速道悪馬場での重賞で快勝した反動とみる。1年ぶりを使って中3週、それでいて体重が8キロ増えたあたり、中間手控えたのは明白だった。今回は4ヶ月ぶりの鉄砲でその辺の心配は不要。

キングカメハメハ産駒は当レースで1勝ながら、のべ6回3着以内に入っており、上位という意味では手堅い種牡馬となる。この人気だから勝たないと意味はないと思うが、信頼度という意味ではやはり群を抜いている。

正直、ワクワクするような穴馬は見当たらないレース。だが、上位人気勢の中で、唯一単勝で10倍を超える馬となりそうなので、敢えてお宝馬として挙げておく。ペースを考えると前走の時計は1600万にしては水準以上。しかも完勝していて底が割れていない。全姉にミクロコスモス、近親にコズミックフォースがいる良牝系だ。

相手上位は⑥クインズサターン、⑭サンライズソア、押さえで③オメガパフュ－ム、⑮ラインルーフ。