- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【天皇賞(秋)】思い乱れる秋の空
2018/10/27(土)
日曜東京11R 天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)
◎本命馬 |
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⑤スワーヴリチャード 牡4、栗東・庄野厩舎、Мデムーロ騎手 |
ワグネリアンの断念は残念至極だが、G1馬7頭が顔を揃える豪華な天皇賞。しかしどの馬にも疑い出せば疑える余地がある。
ヴィブロスは休み明け動かないタイプ。マカヒキは前走をもって復活と言っていいか?精査すれば内容はまだ見劣る。アルアインは東京向きとは思えない。サングレーザーは怖いのだが、一部に噂される帰厩の遅さは何故なのか。またモレイラの東京での手綱は小回りに比べればルメール、デムーロよりわずかに翳る。アタマまではどうだろうか。
結論は、レイデオロ、スワーヴリチャード、キセキの3強とした。馬券を買う上で無理に序列はつけないが、公表する印には序列を付けないといけない。特に悩まされるのはレイデオロだ。オールカマーから使いだしたということは、有馬記念を使うことはないのだろう。つまり秋は今回とJCの計3戦。しかしルメールは次走アーモンドアイ騎乗が決まっていて、敵に回ることになる。となれば、ここで是が非でも勝利を陣営にプレゼントする算段では?一度叩いたことに、ここへの本気度が表れている。
スワーヴはひと叩きの要らない馬。しかも左回りに替わる利はとても大きい。デムーロも、そうそうルメールにばかりいい顔をさせてはおかないだろう。⑩キセキについては後述。常識に掛からない粗さがあり、本命を託すにはややためらわれる。
悩んだ末に本命は⑤スワーヴリチャード。良馬場の天皇賞(秋)において、父サンデー系の場合は、母方がダート中距離血統であることが望ましいがこれに完全に合致。また④レイデオロは、マクったダービーの印象が強いが、実は自分で動くと意外と終いに味がなくなるケースが多い。ダービーでは確かに勝ったが、ラストはじわじわスワーヴに詰められている。前付けで押し切るか、後方から決めた方がパフォーマンスは高い。東京なら自在に動けるスワーヴに本命を献上すべきと判断した。
$お宝馬 |
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⑩キセキ |
本来はお宝馬に推すオッズではないが、10倍つくなら敢えて取り上げる。粗削りだが、ハマればまとめて負かしてもおかしくない。菊花賞は馬場適性>距離適性となっただけで、本来は2000m~2400mの、直線の長いコースでこその馬だ。母の全弟グレーターロンドン同様のキレキレの脚が炸裂するか。個人的にはレイデオロ、スワーヴの後ろから進む競馬を見たい。
相手上位はなし。敢えて押さえを挙げれば⑨サングレーザーだ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。