「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
-
本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
-
本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【チャンピオンズC】世代交代ではなく下克上
2018/12/1(土)
日曜中京11R チャンピオンズC(G1)(ダート1800m)
◎$本命馬&お宝馬 |
---|
⑫ウェスタールンド (せん6、栗東・佐々晶厩舎、藤岡佑騎手) |
しかしこのレースにおいて、阪神1800m時代から続いているのが、3歳馬が勝てないという強固なジンクス。【0-2-2-18】であり、ゴールドドリームも3歳時は大敗を喫した。ルヴァンスレーヴの能力は相当に高いが、軽いダート向き、直線平坦ベターの感は戦績と内容から拭えない。中京はコースも砂もかなりタフだ。
ならば混戦、波乱のG1を見込む。主役は捻って⑫ウェスタールンドとした。
前走武蔵野Sはマイルのペースや東京コースに合わず、ダラッと回っただけの競馬。3角不利もあるにはあったが、大したことはない。
もともと血統は中距離型で、マイルで人気になったのが気の毒なくらいだった。母父マーケトリーはハリウッドゴールドC他多くの重賞を勝った、北米の一流中距離馬。加えて産駒の多くが直線坂コースに強い父ネオユニヴァース。中京移行後は父サンデー系が安定してきたという傾向もある。中京のタフなダートにぴったりの、脚力型ダート馬。今回の舞台なら巻き返しはある。
シリウスSの内容からみて、1キロ差ならオメガパフュームとそれほど差はないし、それでいながら軽視されそう。パワーの塊?強敵ケイティブレイブはいるが、思い切って本命兼お宝馬に指名する。
相手上位は当然⑧ケイティブレイブ、②ルヴァンスレーヴ。押さえは⑪オメガパフューム、⑨サンライズソア、⑤ノンコノユメ、①アンジュデジール。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。