水上学の血統トレジャーハンティング

日曜阪神11R 朝日杯フューチュリティS(G1)(芝1600m)

◎本命馬
②グランアレグリア
牝2、美浦・藤沢和厩舎、ルメール騎手

阪神JFではルメール騎手が香港へ行くので不在、ならば対牡馬であっても敢えてルメールが乗れる朝日杯へ。ひと昔前なら考えられない理由だが、今はこれが当たり前と受け取られるほど、ローテーションの状況が変化した。そして何より、牝馬のレベルが上がっている。時計面での高レベルレースに牝馬限定戦が挙がることは珍しくない。
しかも、年を重ねるよりも、若駒の方が牡牝の差がなくなることはよく知られていることだ。3歳牝馬がJCに挑むよりも、ハードルはかなり低い。38年ぶりばかりが取り沙汰されるが、阪神JFの存在のために強い牝馬がこちらに回ってこなかっただけのこと。これまでも、牝馬が勝ったであろうケースは少なくない。ならば素直に②グランアレグリア本命でいいだろう。

そもそも、過去4年で3勝しているディープインパクト産駒。今年は唯一の同産駒がこの馬となった。サウジアラビアRCの勝ち方は破格で、性別については問題なし。新馬戦での時計レベルもこれまた破格で、ダノンファンタジーを問題にしなかった。しいて不安点を探せば、新馬戦は15頭立ての14番、前走が8頭立てで、この頭数での2番ゲートでもしスタートをミスった場合がどうなるか。この1点だけだろう。

$お宝馬
⑮エメラルファイト

当初はひいらぎ賞に出走する予定だったが、ニシノデイジーを始めとする札幌2歳S組の好走続出により、強気にここへ挑むことになったとのこと。その意気や良しだ。
クロフネ×スペシャルウィークという配合は、2014年3着のクラリティスカイと同じ(のちのNHKマイルC馬)。鬼門の前走オープン特別組ではあるが、押さえは必要な血統構成だ。

相手上位は⑪ケイデンスコール⑥アドマイヤマーズ④ドゴール。押さえに⑤マイネルサーパス⑭ファンタジスト