水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 根岸S(G3)(ダート1400m)

◎本命馬
①クインズサターン
(牡6、栗東・野中厩舎、四位騎手)

根岸Sは毎年のことながら、フェブラリーSでも上位を争える適性を持ち、かつ賞金が足りている馬にとっては始動戦であり、マイルでは厳しい1400mのスペシャリストや、ここで連対しないと賞金的に出走が厳しい馬にとってはメイチの舞台となる。その兼ね合いの判断が最大のカギだ。

今年は、賞金面においてここでの好走がフェブラリーS出走の上で大命題となる、①クインズサターンの末脚に期待する。

中距離でもいいレースができる馬だが、マイル以上では切れが甘くなる。今回は初めての1400m。ペースが上がる分、この馬の最大の武器である切れは活かしやすくなるはずだ。さらに東京ダート1400m、1600mで能力全開となるエーピーインディ系。パイロ×クロフネなら、いかにもこの距離は向いている。最内枠は確かにこの脚質にとっては不利だが、四位騎手なら下げて大外へ出す技術が熟練の持ち味。東京の長い直線でひたすら追いまくればなんとかなると信じたい。

$お宝馬
⑭ノボバカラ

カペラSで重賞制覇をしたことから、中央ダートでは1200mを中心に使われることが多かったが、本来は1400mのスペシャリスト。近走は芝を使われるケースも多く、それが実ったのか、前走はダート1200mで久々に前に行けた。結果は大敗も、この行けたということが大きい。ダート1400mは去年の根岸S以来で、当時は道悪に泣いたが、今の乾いたダートなら上がり目が期待できる。稽古も一変している。穴で一考。

上位評価は⑫サンライズノヴァ②ユラノト⑯マテラスカイ⑪コパノキッキング。押さえに⑥モーニン⑮キタサンミカヅキ。なおケイアイノーテックは初ダートの内目の枠、58キロで軽視した。

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