- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【クイーンC】真冬でもビーチでサンバ
2019/2/10(日)
月曜東京11R クイーンC(G3)(芝1600m)
◎本命馬 |
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⑥ビーチサンバ (牝3、栗東・友道厩舎、福永騎手) |
はじめにおことわりしておくが、代替競馬となり、土曜に出走予定の関西馬は、いつもと違う状況に置かれており、軽い運動しかできない。3歳牝馬ということもあり、当日のテンションがいつもの競馬以上に重要だ。最終決断は当日パドックをチェックしてからにしていただきたい。ここではそうした要素を考えず、通常のサイクルでの見解を述べることにする。
クイーンCの好走馬の血統を見ると、意外にもパワー型の配合、かつ早熟型の血筋が多い。⑥ビーチサンバがベストだろう。父はダート兼用のクロフネで、7年前の1着馬、3年前の3着馬、2年前の2着馬を出している。また4分の3同血の姉ライラプスもこのレースを制している。
能力ならクロノジェネシスなのだが、すでに十分賞金を積んでいることもあり対抗としたい。ただ、ビーチサンバもそうだが、共に関西馬ですでに東京の経験もあるのに、わざわざこの時期に使いに来る意図は今イチ見えてこない。
$お宝馬 |
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⑦カレンブーケドール |
母ソラリオがチリの名牝という、日本では希少価値のある牝系。父ディープインパクトと、ダート兼用である母の父ストームキャット系との配合は、キズナやリアルスティールなどを出した相性の良い組み合わせだ。こちらは賞金的にメイチ。お宝馬というほどの人気薄ではないが。この頭数なのでご容赦願いたい。
上位評価はもちろん⑨クロノジェネシス。あとは押さえで③ミリオンドリームズ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。