- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
-
本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
-
本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【中山記念】伝統の一戦に蘇る覇王の血
2019/2/23(土)
日曜中山11R 中山記念(G2)(芝1800m)
◎本命馬 |
---|
⑦ステルヴィオ (牡4、美浦・木村厩舎、丸山騎手) |
G1馬5頭の豪華版となった今年の中山記念。ただ毎年のことながら、大看板にとって目標は先となる。わけてもドバイ組は海外遠征の前哨戦だ。八分でも勝てるヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ドゥラメンテ級の傑物は別として、ここで勝ち切るまでの仕上げを施してくるとは考えづらい。過去にドバイ組が人気より下の着順となった例は少なくなく、能力比較とは別の割り切りが必要だ。しかもなお悩ましいのは、本番ではライバルのアーモンドアイに乗るルメール騎手が、ディアドラの手綱を採ること。いくらでも想像をたくましくできるが……。
本命として信頼するのは⑦ステルヴィオ。馬場状態不問、スプリングS勝ちで中山千八も問題なし。丸山騎手にとっては千載一遇のコンビ結成だけに、ここは何が何でも結果がほしい。大阪杯までの騎乗は決まっているとはいえ、彼にとっては前哨戦モードではないはずだ。
ロードカナロア産駒らしい器用さに加え、この馬の武器は牝系の古い血。4代母(曾祖母の母)の弟が帝王シンボリルドルフだ。こうした古い牝系はしぶとさを伝える。大崩れは無いだろう。
$お宝馬 |
---|
①ウインブライト |
お宝馬は無しとしたいのだが、何か挙げないとならない。自分としては3番手評価のこの馬を抜擢する。とてもお宝には値しないのだが、そこはご了承願いたい。
言うまでもなく去年の覇者、中山コーナー4つに強いステイゴールド産駒。ただ去年より格段に相手は強いが……。
上位評価は⑨エポカドーロ、⑤ディアドラ。押さえに⑩スワーヴリチャード。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。