水上学の血統トレジャーハンティング

月曜新潟11R 新潟大賞典(G3)(芝外2000m)

◎$本命馬&お宝馬
③ランガディア
(牡5、美浦・木村厩舎、戸崎騎手)

3日間開催に合わせて時期が1週繰り上げられたが、レース傾向は変わらないだろう。直線が日本一長いコース、末脚、それも一瞬の切れではなく持続力あるパワフルな末脚を使える馬に向くコースだ。
しかも、日曜に1日空いたとはいえ、土曜は大雨の中で終日競馬が行われ、芝は初日から土の塊や泥が跳ねあがっていた。春先の寒さで芝も伸びていないようで、馬場は早くも荒れている。そんな馬場への適性も問われるだろう。
人気の盲点となりそうなのが③ランガディア本命兼お宝馬に指名したい。5歳にして重賞初制覇、遅咲きの才能を開花させるはずだ。

自身が昨夏、道悪の新潟外回りで好位から脚を伸ばして勝ち切ったように、キングカメハメハ産駒は高速馬場も悪くはないが、本質はスピードより底力、持続力の種牡馬。そして直線はできれば平坦の方が切れ味を発揮できる。ジリジリ伸びてトップに入るタイプのために、急坂でギアチェンジを求められる必要のないコースの方がいいのだ。加えてランガディアは、ダイナカール牝系の超良血でもある。

同じキングカメハメハ産駒で人気の6番もいるが、1キロとはいえ斤量が重いことに加え、切れすぎることが少し不安で、印は対抗…。ただ、オッズの妙味で③ランガディアを強調したいというのが本音だ。

相手筆頭はもちろんその⑥ロシュフォール。続いて⑩エアアンセム⑦アストラエンブレム。押さえは⑤メートルダール⑯ルックトゥワイス④スズカデヴィアス①ミッキースワロー、⑫アウトライアーズ。手広く攻めて穴狙い。


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