- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
馬券のチャンスを見逃さない!
【土曜勝負レース予想】梅雨空に復活を期す
2019/6/7(金)
土曜東京11R 多摩川S(芝1600m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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④ラセット (牡4、栗東・庄野厩舎、柴山騎手) |
関東地方も梅雨入りし、東京競馬場のある府中市は午後1時ころから3時間ほど強い雨が降り、その後も断続的に降っている。土曜は曇りがベースの予報となっているが、芝はさすがに先週までの高速馬場とはいかないだろう。いくらか水を含んで、イン有利傾向も多少は緩和されるはず。いくらか差し馬に利を見たい。
このレースは意外にもフルゲートとなった。見ても買っても面白そうなメンバーから、期待するのは盲点となりそうな④ラセットだ。
昇級戦だった3走前、小倉の関門橋Sでは、スプリングS2着のアウトライアーズに0秒1差の3着。その後2走は出負けが響き、33秒台で上がっても届かない展開に泣いている。しかし今回は直線が伸び、かつスタートには定評ある鞍上に替わった。関門橋Sは好位後ろから差したレースだったが、この時すでに柴山騎手は1度騎乗しており、その意味では心強い。
穴種牡馬モンテロッソ産駒で、牝系はオールドファンには懐かしいシクレノンシェリフやムッシュシェクルらが近親にいる、ダイナシュガーの一族。日本で代を重ねている牝系は、梅雨や真夏によく走る傾向もある。
中3週ローテは過去5走して4連対と堅実。そもそも未勝利戦ではパクスアメリカーナと接戦、初勝利時はカンタービレを押さえ、きさらぎ賞ではサトノフェイバーの3着と、持っている素質は重賞クラスだ。ここが復活のきっかけとなることを願い、本命兼お宝馬とする。
相手上位は⑦アンブロジオ、⑧ミューズアムヒル、③リカビトス。押さえに⑬ルーカス、⑰トライン、⑨トーセンブレス、⑥アシュリン、⑩サトノキングダム、⑫メイショウオーパス。
日曜の両重賞は共に面白そう。当連載では、エプソムカップを取り上げることにした。お楽しみに。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。