土曜京都11R 淀短距離S

晩秋から冬の京都芝1200mは、京阪杯といい、このレースといい、単なるスピード比べではなく、パワー型短距離馬の活躍する舞台となっている。しかものレースには今回、なぜか異様に後方一気型が揃った。他の季節の芝1200mではスピード負けしていた先行馬が、今の馬場とこのメンバーなら大威張りで押し切れる。あるいは好位差しを決められる。

道悪福島のバーデンバーデンCを勝ち切り、その後も0秒5以内の競馬を続けてきた⑩カラクレナイにとって、絶好のチャンスだろう。

父ローエングリンの、短距離での代表産駒ナインテイルズは、去年のこのレースの勝ち馬。母バーニングレッドはダート1000m、芝1200mで活躍。血統適性も後押しする。

前走初の芝で強力メンバーの1400mに出走、先行しての7着。これは健闘とみていい。慣れが見込める今回、ダートで活躍しただけに、一本調子に走れる1200mはさらに上がっていい。前に行ければの話だが、行けたら粘り込めるだけのパワーはあるはず。ジャイアンツコーズウェイの父系がタフさを裏付ける。

相手上位は ③イベリス、⑫アイラブテーラー、⑭エイシンデネブ。 押さえに ⑧ダイシンバルカン、⑪ロジクライだ。

[PR] 東スポ本紙担当・舘林勲の新聞では載らない鉄板◎を無料配信【競馬JAPAN】