- 10月20日 京都11R 菊花賞(G1)
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お宝馬$アドマイヤテラ(7人気) 3着
「距離に不安なし」の太鼓判!
- 9月22日 中山11R オールカマー(G2)
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本命馬◎レーベンスティール(1人気) 1着
自信の「一択」で堂々突破!
【フィリーズレビュー・最終結論】この距離なら譲れない
2020/3/14(土)
日曜阪神11R フィリーズレビュー(G2)
◎本命馬 |
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①カリオストロ (牝3、栗東・加用厩舎、松山騎手) |
桜花賞トライアルながら、本番へはほとんど直結しないレース。芝1400mらしくダート要素の強い血統や、あるいはG1が組まれていない、ある意味特殊な距離設定とも言える距離のスペシャリストが幅を利かせるからだ。また1200mで高いパフォーマンスを示していた馬は苦戦することが多い。
ここは①カリオストロ。万両賞の2歳レコード圧勝はいささかやり過ぎ?だったのだが、1400mで高次元の走りを示したのは、やはり母父フジキセキによるものだろう。今は少なくなってしまったが、父か母の父がフジキセキの馬は、以前から芝でもダートでも1400mで弾けてきた。近親にはヒシアマゾン、ヒシナイル、スリープレスナイト、アドマイヤムーンらがいる名門ケイティーズ牝系で、能力の下地はしっかりしている血統でもある。
速い馬場への適性は前走で見せたが、父エイシンフラッシュならパワー対応も問題なしと見込む。馬場への融通はかなり利くタイプで、連軸にふさわしいとみる。
$お宝馬 |
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⑧ソーユーフォリア (牝3、美浦・高柳瑞厩舎、浜中騎手) |
そのカリオストロの近親でもあるのがこの馬だ。マイルの前走では先行してひと息長かったが、1400mでは大きく崩れていない。エピファネイア産駒なので本質は中距離血統であり、スピードは見劣るが、時計が掛かる馬場や展開になれば一気の浮上があり得る。
相手上位は
③フェアレストアイル、⑦ヤマカツマーメイド、⑭アヌラーダプラ。
押さえに
⑩ヴァラークラウン、⑤エーポス、⑱エヴァジョーネ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。