水上学の血統トレジャーハンティング

日曜阪神11R 桜花賞(G1)

◎本命馬
⑪クラヴァシュドール
(牝3、栗東・中内田厩舎、Mデムーロ騎手)

天気予報が一気に悪化した。阪神地方は日曜未明から雨、午後は大雨の予報。いくら時計が出ている阪神とはいえ、午後は1時間に6ミリから9ミリの雨が降り続くとあれば、不良馬場までいってしまうだろう。

残念だが、天には逆らえない。スピードよりパワーが物を言う桜花賞、雨に咲く馬を選ぶことにする。⑪クラヴァシュドールだ。

高速馬場ではスピード負けすることの多いハーツクライ産駒だが、その弱点が消える。阪神JFでのレシステンシアの高速逃げで付けられた差が埋まるのは大きい。さらに欧州で成功した母の父ジャイアンツコーズウェイにより、力の要る芝そのものへの適性が高い。

そもそもが堅実無比、サリオスと小差の競馬ができる能力の絶対値。有力馬の中で雨を最も味方にできる馬とみている。

$お宝馬
⑥ウーマンズハート
(牝3、栗東・西浦厩舎、藤岡康騎手)

この馬も雨でにわかにチャンスが出てきた。父はクラヴァシュドールと同じハーツクライ、そして母の父シャマーダルは、クラヴァシュの母の父ジャイアンツコーズウェイの産駒であり、しかもシャマーダルの血は芝の道悪を滅法得意としている。

阪神JFでの1秒2差負けの敗因はクラヴァシュと同じ、これが埋まるのは大きい。マルターズディオサを新馬戦でちぎった能力を、雨が呼び起こすか。

相手上位は ⑭ミヤマザクラ⑬マジックキャッスル④サンクテュエール。 押さえに ⑧リアアメリア⑨デアリングタクト⑰レシステンシア⑤マルターズディオサ

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