- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
-
本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
-
本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【青葉賞】遅れてきた大物はいるか
2020/5/1(金)
土曜東京11R 青葉賞(G2)
◎本命馬 |
---|
③オーソリティ (牡3、美浦・木村厩舎、ヒューイットソン騎手) |
間隔が詰まっているからか、青葉賞組はいまだダービーを制したことはない。しかし3歳後半以降、出世していく馬も頻出している。勝ち馬からペルーサ、ウインバリアシオン、フェノーメノ、2着馬からはトゥザグローリー、タンタアレグリア、エタリオウ。
そこまでの域に行けるかはともかく、今年のメンバーは粒が揃っており、今後地道に強くなっていきそうな馬が目につく。その中から、やはり③オーソリティがここでは一歩リードしているとみた。
オルフェーヴル産駒の距離適性はさまざまだが、この馬の大きなポイントは母方の血統の優秀さにある。祖母がシーザリオ、おじにサートゥルナーリアやエピファネイアらがおり、近親には桜花賞馬デアリングタクトがいる。2000m以下では決め手に少し欠けるが、2400mなら問題ない。父オルフェーヴルがダービーを制し、母の父シンボリクリスエスがこの青葉賞を勝った東京2400mでの走りは楽しみだ。
$お宝馬 |
---|
⑫メイショウボサツ (牡3、栗東・西浦厩舎、吉田豊騎手) |
こちらは、オーソリティの近親であるエピファネイアの産駒だ。このレースと相性の良い大寒桜賞勝ち馬で、2013年から17年まで、5年連続で3着以内馬を出し、去年は勝ち馬を出した。左回りでは安定しており、上位評価できる。
相手上位は
①フィリオアレグロ、⑮フライライクバード。
押さえに
⑩ダノンセレスタ、⑰ディアスティマ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。