- 12月15日 京都11R 朝日杯FS(G1)
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本命馬◎ミュージアムマイル(2人気) 2着
見事にハマった「連軸推し」!
- 12月7日 中京11R 中日新聞杯(G3)
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本命馬◎ロードデルレイ(1人気) 2着
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【土曜メイン予想】梅雨まだ明けぬ越後路に
2020/7/24(金)
土曜新潟11R 越後ステークス
◎本命馬 |
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⑨アイオライト (牡3、美浦・武藤厩舎、武藤騎手) |
新潟は金曜夕方から雨、土曜未明にいったん止む予報だが、その後午後からまた降り出すことになっている。金曜夜の雨の量がかなりまとまったものとなりそうで、道悪は避けられない模様。ただ、新潟ダートはもともと砂質がかなり軽く、良馬場でも道悪でも、それほど時計の出方が変わらない。1800mで時計半分速くなる程度だろう。とはいえ水が浮けば一変するのだが……。
いずれにせよ、1200mはスピード比べ。ただここは逃げたい馬がとにかく多い。もちろん後方一気では届かないが、俗に「新潟は前有利」と言われるほどには偏らないとみる。狙うは先行後ろから差せる⑨アイオライトだ。
このクラスまで来ると、パワー比べでは3歳馬はまだ古馬にヒケを取ることも多いのだが、スピード競馬なら別だ。54キロの利もある。
前走は骨折明けの遠征競馬で大敗は度外視。叩かれてピリッとすれば、2歳暮れの時点で古馬2勝クラスの時計を出していた馬だ。この相手なら十分通用する下地はあるし、また芝でも前に行けるほどスピードもある。
数少ないローレルゲレイロ産駒で、母系はイットーにさかのぼる荻伏牝系。ハギノカムイオー、ハギノトップレディ、ダイイチルビーが近親で、昭和の「華麗なる一族」だ。梅雨の気候、負荷の掛かる展開に強い在来血統、タフさとしぶとさは随一とみる。
$お宝馬 |
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⑥スナークスター (せん4、栗東・川村厩舎、鮫島駿騎手) |
展開を踏まえると、中団あたりから突っ込んでくる人気薄が面白い。この馬が該当とみる。2走前の昇級戦は勝ちに動いて最後失速も、クラス2戦目の前走はしっかり勝ち切った。今回は昇級でクラス慣れへの不安はあるが、展開の利と、相手のレベルがさほど高くないこと、54キロのハンデで相殺できるだろう。
兄はダート短距離で現オープンのスナークライデン、母は1000万で活躍し、短距離から中距離まで走ったスナークヒロインで、新潟ダート1200mでも僅差3着があった。
相手上位は
⑩シスル、④ジェネティクス。
押さえに
⑮ロンドンテソーロ、⑤マラードザレコード、⑫ゲキリン。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。