- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
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本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
【新潟記念 最終結論】往く夏を惜しむ大熱戦
2020/9/5(土)
日曜新潟11R 新潟記念(G3)
◎本命馬 |
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⑧サトノガーネット (牝5、栗東・矢作厩舎、坂井騎手) |
夏競馬の掉尾を飾る新潟記念は毎年混戦ムードだが、今年はさらに拍車が掛かった感がある。粒そろいのメンバーで目移りするが、ポイントは、やはり今の馬場を受ければ、外から差せる馬を狙いたい。
前走は小回りコースで切れたが、本来は直線の長い新潟外回りがベストとも思える⑧サトノガーネットに締めくくりを託すことにした。
ディープインパクト産駒は当レース3勝、2着3回。荒れた芝でも重心が低いタイプが多いので問題なく追い込めている。また今回他の同産駒には、不利なトップハンデ、昇級馬、ローテなど心配な点を抱えている馬も多いが、こちらは舞台が好転、ローテも中2週実績は豊富。久々にベストパートナーの坂井騎手に手も戻り、加点材料が多い。
母方はフェアリーキングの系統で、こちらは平坦コースに強い。人気になりにくいタイプで、今回も妙味は十分だ。熱戦に断をくだす切れ切れの脚を期待したい。
$お宝馬 |
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⑥メートルダール (牡7、美浦・戸田厩舎、丸山騎手) |
おととしの2着馬で、レース適性については言うまでもない。休み明けの方が動くタイプ、かつ今回はチークピーシズを使用。そして数少なくなってきたゼンノロブロイ産駒は、今夏当該コースで連対馬を出している。また母の父シルヴァーホークの系統からは、同舞台の新潟大賞典好走馬も複数出ている。人気は全くないが、血統からのお宝馬にふさわしい存在だ。
相手上位は
⑬ゴールドギア、⑯サンレイポケット、②アイスバブル。
押さえに
⑰ブラヴァス、⑭カデナ、③ピースワンパラディ、⑦アールスター、⑩ウインガナドル。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。