- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
【ローズステークス 最終結論】3冠阻止へ!赤い気炎
2020/9/19(土)
日曜中京11R ローズステークス(G2)
◎本命馬 |
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③フアナ (牝3、栗東・角居厩舎、ルメール騎手) |
秋華賞へ直行するデアリングタクトへの、最有力挑戦者の座を固めたい馬が揃った。春2冠の連対馬が不在というメンバーで、実績馬よりも上がり馬に注目したい。鞍上も相まって人気になってしまうが、春の時点ですでに能力を示していた③フアナの開花に期待する。
フローラステークスはスタートが痛恨の出遅れ、また仕掛けどころが遅れてしまい、馬群を割って肉薄したが3着まで。2つの人為的なミスで出走が叶わなかった。フローラ組の本番での好走を見れば、この時点で能力は世代牝馬のトップクラスにあったと考えていいだろう。
ここで休めたことで、前走は28キロ増。さすがに少し太かったが、大半は成長分で、明らかに逞しくなっていた。クビ差でも勝ち切ったことが重要で、叩いた今回は息ができて成長の証をもっとハッキリ見せると思う。
今の中京芝は後方一気では届きにくく、ある程度の位置から直線半ばの坂を上がりつつ脚を伸ばす必要があり、その意味でも前へ付けられる脚質は頼もしい。上がりが速くならないコースがベストのルーラーシップ産駒、さらにフサイチコンコルド、リンカーン、アドミラブル、アンライバルドら名馬が居並ぶ良血。本格化すれば一気に良くなる。ここを勝って秋華賞での名勝負を期待したい。もし道悪になってもなんの問題もない。
$お宝馬 |
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⑱ラインオブダンス (牝3、栗東・矢作厩舎、坂井騎手) |
アルテミスステークスの時点で4着が取れる力はあった。その後は長期休養、春は棒に振ったが、1度叩いた前走はシッカリ勝ち切った。ハーツクライ×エルコンドルパサーの重厚な配合で、こちらも上がりが掛かる方がよく、かつ出していける。近親にマリアライト、ダンビュライト、アロンダイト、クリソベリルら、芝ダート問わず晩成の中距離名馬を輩出する血統で、秋の実りが待たれた1頭だ。一発を狙う。
相手上位は
⑤リリーピュアハート、②フィオリキアリ、⑩アブレイズ。
押さえに
⑪アカイイト、⑨クラヴァシュドール、①リアアメリア。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。