水上学の血統トレジャーハンティング

月曜中山11R セントライト記念(G2)

◎本命馬
⑥バビット
(牡3、栗東・浜田厩舎、内田博騎手)

とにかく強かった。ラジオNIKKEI賞のバビットの逃げだ。早苗賞での差し返しに見られる、素晴らしい勝負根性を見せたしぶとさとはまた異なり、テンから馬なりでハナ、後続が近づくとペースを上げつつ、4角から仕掛けて直線は後続を子ども扱い。ラスト100mは抑えてのゴールだった。

距離延長となるが、3000mはともかくとして、こういう逃げ方をするタイプは距離なりの逃げ方ができる。例えるならキタサンブラック的な逃げ馬だ。

父ナカヤマフェスタは09年のこのレースの勝ち馬。東京スポーツ杯で加速ラップを差し切るという離れ業を演じ、ダービーでは極悪馬場を届かない位置から出色の脚を使って、その後に大輪を咲かせるだけの、力の片鱗を見せていた。⑥バビットは見かけはタイキシャトルそっくり、搭載エンジンは父ナカヤマフェスタのそれ。急坂コースも父母双方から得意のはず、ここも逃げればアッサリだろう。良さを損なうので、間違っても本番を意識して控える競馬などはしないでほしい。

$お宝馬
⑧リスペクト
(牡3、美浦・奥村武厩舎、ルメール騎手)

ルメール騎手が乗るので人気になると思ったが、前日売り最終オッズでは16倍ある。ならばお宝馬としていいだろう。おじに同舞台オールカマー勝ちのナカヤマナイトがおり、また父か母の父にロベルト系を持つ馬は2012年以降の中山施行時で8頭が馬券になっている。父がこの系統で、今年の唯一の該当馬でもある。

相手上位は ④フィリオアレグロ⑪ココロノトウダイ。 押さえに ⑩ヴァルコス②ラインハイト、3着対象で③マイネルソラス⑦ガロアクリーク

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