日曜京都11R 秋華賞(G1)

史上初の無敗での牝馬3冠へ。そして最小キャリアによる牝馬3冠へ。歴史的大偉業に挑む⑬デアリングタクトにとって、最大の敵は枠順だと考えていた。1枠、2枠を引いて、オークスのように包まれてしまうと、京都の内回りでは差し損ねる恐れは小さくなかった。

しかし願ったりの7枠13番。すでに最大の敵は倒したも同然だ。もちろん小回りがベストの馬ではないが、今年はジェンティルドンナの時のヴィルシーナや、ブエナビスタの年のレッドディザイアのような、強力なライバルが見当たらず、アパパネやアーモンドアイの年のような状況である。

しかも馬場状態不問、距離も問題なし。素直に認めるしかないだろう。

パラスアテナとどちらを推そうか迷ったが、長距離輸送が初めてとなるパラスよりは、2度の関西出走経験があり、ファンタジーステークスで結果を出しているこちらを選ぶことにした。土曜はかなり降った京都だが、日曜は晴れの予報。おそらく稍重くらいには回復しているはずだ。道悪だと厳しかったので、これも好材料である。

その道悪の桜花賞以外は大崩れしていない。前走は中山のコーナー4つとあって、出していく競馬を試して小差4着、坂でもジリジリ伸びていて結果を出した。母方の血統から、本来は急坂より平坦の方が合っていて、父ディープの切れを母の父シンボリクリスエスの持続力が支える配合。人気の盲点だ。鞍上が勇気を持って、早めに動いてくれれば……。

相手上位は もちろん⑯パラスアテナ、そして①ミヤマザクラ。 押さえに ②リアアメリア、⑤ウインマイティー、③マルターズディオサ。

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