- 11月9日 東京11R 武蔵野S(G1)
-
本命馬◎エンペラーワケア(1人気) 1着
初の距離も「不安なし」断言!
- 11月3日 東京11R AR共和国杯(G2)
-
お宝馬$タイセイフェリーク(6人気) 3着
格上挑戦で自信の推奨!
【富士S】乾きゆく芝で切れ全開
2020/10/23(金)
土曜東京11R 富士ステークス(G2)
◎本命馬 |
---|
④サトノアーサー (牡6、栗東・池江厩舎、戸崎騎手) |
府中は木曜未明に一度まとまって降り、その後いったん上がったものの、お昼前からまたシトシト降った。ただ金曜深夜には止んで、土曜は晴れ間の時間が長くなり、芝は回復の一途を辿るはず。
この「回復基調にある芝」では、ディープインパクト産駒がやたらと走る。富士ステークスでは勝ち切れず連ヒモ量産の傾向があるディープ産駒だが、今年はダノンプラチナ以来の勝利をマークするのではないか。4頭出走してきた同産駒から、④サトノアーサーを選んだ。
多少の道悪はこなすが、完全に悪化すると切れを封じられるタイプ。しかしこのレースの頃にはおそらく稍重、あるいは稍重に近い良。高速すぎる馬場でもまた切れ負けしがちなだけに、サトノアーサーにとってベストコンディションの舞台になるはずだ。これなら道中ゆったり構えて、直線が長いコースで外一気に伸びてくる競馬が見られる。母方もゴール前に急坂のないコースの方が合う血統だ。
$お宝馬 |
---|
⑥レイエンダ (牡5、美浦・藤沢和厩舎、池添騎手) |
去年の2着馬。当日は人気になっているのかもしれないが、手許の新聞ではほとんど印がついていない。お宝馬としての価値ありと判断する。
高速にならない馬場で行われることが多く、パワー血統が好走しやすいレースだけに、今の芝なら再度好走してもいいだろう。レイデオロの全弟で、この年齢だと下り坂になっているおそれはあるが、とにかく揉まれてはダメな馬で、それでいて外枠に壁を作って進まないと折り合えないという難しさがあるだけに、12頭立て5枠は願ってもない設定だ。
相手上位は
⑨ケイアイノーテック、⑤ヴァンドギャルド。
押さえに
⑦スマイルカナ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。