「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 6月1日 京都11R 鳴尾記念(G3)
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お宝馬$エアサージュ(5人気) 3着
前走からの変身見抜いた!
- 5月19日 東京11R オークス(G1)
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本命馬◎ライトバック(3人気) 3着
初の長距離挑戦に太鼓判!
脚の持続力が問われる
2014/11/28(金)
土曜東京11R ファンタスティックJT(芝1400m)
◎本命馬 |
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⑩ロノ 牡5、栗東・池江厩舎、ムーア騎手 |
どうやら前半スローになりそうなメンバーだが、スローの1400mなら、外国人騎手はまず間違いなく早めに動いていく。中団あたりから長く脚を使える持続力が必須となる。もちろん持続力に秀でた馬は何頭かいるが、その中でも抜擢したいのは⑩ロノである。
昇級戦だが、前走の勝ち時計は現級水準レベルにはある。上がり最速で、好位からジワジワ加速してゴールでトップに上げる脚の使い方をしていた。その源泉は母方の血統にある。ダート兼用のクロフネと、スピード持続力に富む南米牝系との配合だ。ムーアを引き当てた運も味方するだろう。
$お宝馬 |
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⑫トゥザサミット |
着順は冴えないが、着差はそれほど負けていないレースが多い。こちらも持続力配合で、クロフネ×ダンスインザダーク。スタートが出れば、現級2連対の実績は侮れないものである。
相手として厚めに買いたいのは⑥ピークトラムと⑬マカハ。あとは③エアジェルブロワ、⑨プリンセスジャック、⑧ハングリージャック、⑤フレイムヘイローが押さえ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。