「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
-
本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
- 11月16日 東京11R 東スポ杯2歳S(G2)
-
本命馬◎クロワデュノール(1人気) 1着
2歳戦で血統ジャッジが光る!
危険な人気馬が揃って
2014/12/20(土)
日曜中山10R 仲冬S(ダート1200m)
◎$本命馬&お宝馬 |
---|
⑨フルヒロボーイ (牡5、美浦・田中清厩舎、嘉藤騎手) |
このレース、タマブラックホールやマキャヴィティが人気になっているようだ。しかし今回は共に危険要素が多い。タマはそもそも勝ち切れないタイプだし、最内枠を引いただけに下げて外へ出すのに手間が掛かる。マキャヴィティは、確かに前走は不利があったが、じゃあ不利のないレースはどうだったかというと、失礼な言い方になってしまうがそもそも強さを見せたことがない。本命を打つには気が引ける。
ならば、クラス実績もコース実績もあって、冬場にも休み明けにも実績があり、ブリンカーをつけてきた⑨フルヒロボーイが、バカにされすぎてはいないだろうか。
ファスリエフ産駒は、率で見れば当該コースでの実績はサウスヴィグラス産駒と甲乙つけ難いほどの得意コース。近2走の敗因はハッキリしており、ここはチャンスだろう。
他に買いたいのは①タマブラックホール、②リックムファサ、⑫ゴーイングパワー、④ラビダメンテ、⑥サウスビクトル、⑤クロタカ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。