水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 根岸S(G3)(ダート1400m)

◎本命馬
⑥エアハリファ
牡6、栗東・角居厩舎、三浦騎手

凍結防止剤が入っての道悪はなかなか乾かず、それでなくとも一晩中ハローを掛けたダートだけに、タップリと水分を吸いこんでいる。日曜が晴れても馬場は乾かず、重に近い稍重か、正真正銘の重馬場のどちらかだろう。

軽いダートに強く、東京に強く、距離にも不安なし。フェブラリーS出走へ向けて、ここで勝たないと賞金的に、おそらくエントリー不可能となる⑥エアハリファにとって負けられない一戦とみる。

東京ダート1400mは、一本調子のスピード血統が強く、そのため米国産の外国産馬がよく走るのだが、これにも該当。ストームキャット系だから東京のダート適性がそもそも高い。思えばかつて、青梅特別でホッコータルマエと0秒1差の2着になっていた馬だった。

武蔵野Sではかなり厳しいペースを先行して勝ちに行き、ゴール寸前で差されたもので負けてなお強し。ワイドバッハよりも遥かに負荷のかかる競馬だった。そこから間隔は開いているが、3ヶ月ぶりは過去3戦してすべて3着以内。崩れる要素はほとんどない。ぜひここを勝って、本番へ進んでほしい。

$お宝馬
⑤ポアゾンブラック

東京の1400mなら、芝でもダートでも穴を出すのがマイネルラヴ産駒。意外と同型が少なく、単騎ならかなりしぶといはず。

相手筆頭は⑨キョウワダッフィー。以下⑫レーザーバレット⑬ワイドバッハ⑯サトノプリンシパル④サトノタイガー、3着までなら②キクノストーム⑦ゴールスキーまで。
なおロゴタイプは、初ダートが重賞、それも最内枠はツライ。今回は消す。ただし、ここで大敗してもフェブラリーSには出てもらいたい。一度ダートを経験して、斤量が1キロ軽くなれば、血統背景はダートで成功するだけのものがあり、かなり期待できるからだ。