
「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 3月16日 中山11R スプリングS(G2)
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本命馬◎ピコチャンブラック(2人気) 1着
タフな馬場も問題なし!
- 3月16日 中京11R 金鯱賞(G2)
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本命馬◎ホウオウビスケッツ(1人気) 2着
お宝馬$キングズパレス(6人気)3着
今一度見直す
2015/3/21(土)
日曜中山11R スプリングS(G2)(芝1800m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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⑩ダノンメジャー (牡3、栗東・橋口弘厩舎、バルジュー騎手) |
その前走は、4角を外目の好位で回り、ここからという所で手応え十分のところで異常歩様を発生。大事を取る鞍上ということもあり、ラスト400mは流して歩くようにゴールしており度外視。
勝手な想像だが、前走は初の左回りであり、おかしくなり始めた地点を考慮すると、手前の関係でフットワークが乱れたという推測もできる。本来の右回りに戻れば、巻き返しはあるのではないだろうか。
ホープフルSでは位置取りと伸びないところを回らされ続けた不利があり、まともには走っていない。裏を返せばまともに走れればまだ勝負付けはついていない。
父ダイワメジャーはスプリングS3着から皐月賞制覇へつなげたレース。母方は欧州色濃い血統にミスタープロスペクターを加えられた、パワー重視の種牡馬アザムール。今の中山の馬場はピッタリのはずだ。
連対候補は⑦ミュゼスルタン、⑤ブラックバゴ、⑧ダノンプラチナ。あとは連下で⑪フォワードカフェ、③ベルーフ、①キタサンブラックまで。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。