土曜阪神11R アンタレスS(G3)(ダート1800m)

帝王賞へ向けて、そろそろ中距離の看板馬が動き出す時期である。ここも好メンバーが揃った。
エルムS快勝後はG1で今一歩の競馬が続いてる⑪ローマンレジェンドだが、今回は持ち前の「ダート馬らしからぬ切れ」を発揮できるとみた。

純粋なパワー配合ではないので、あまり力の要る深い砂の良馬場や、またダートの頂点のレベルではパワーが足らない。しかし、軽いダートで、立ち回りやすい枠を引けば、スピードが武器となる。小回りの、カーブがキツいコースで良績を挙げているのはその裏打ちと言える。

父スペシャルウィークの産駒は、ゴルトブリッツが連覇(内1回は京都だが)。さらに母は北米の一流牝馬で、オーサムアゲイン×ストームバードの、いかにも軽いダートに向く北米王道配合。距離も前走のマイルでは短く、1ハロン延びるのは大歓迎だ。

去年は出負けして終始シンガリ付近、外を回らされ続けて大敗を喫しているが、今年はそろそろ走りごろ。息の入らない流れか、直線に坂のある負荷の掛かるコース、展開で真価を出すタイプ。アドマイヤボス産駒と言えば、同じコースだったJCダートで激走したアドマイヤスバルを想起させる。ハナを主張しそうな馬も見当たらず、展開利もありそうだ。

連対候補としては、④ナムラビクター、③アジアエクスプレス、⑫マルカプレジオ。ヒモ穴で⑧トウショウフリーク、⑯アスカノロマン。