- 11月24日 東京12R ジャパンカップ(G1)
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本命馬◎ドウデュース(1人気) 1着
2週続けてG1突破!
- 11月17日 京都11R マイルCS(G1)
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本命馬◎ソウルラッシュ(4人気) 1着
難解なメンバーで本命ズバリ!
カギはミスプロ系
2015/6/20(土)
日曜函館11R 函館スプリントS(G3)(芝1200m)
◎本命馬 |
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⑨ティーハーフ 牡5、栗東・西浦厩舎、国分優騎手 |
函館芝1200mといえば、まずポイントはフジキセキ産駒。父か母の父に持つ馬が、去年は特に開幕週で6頭も馬券になった。しかしこのレースには該当馬なし。
系統で見ると、ミスタープロスペクター系を父か母の父に持つ馬の好走も多い。去年の開幕週は9頭が馬券になっている。単体種牡馬でなく系統で見ているから頭数が増えるのは当然だが、それにしても顕著だ。
さて今回、該当馬は6頭おり、そこから本命を選ぶことにしたい。
浮上するのは⑨ティーハーフだ。
父ストーミングホームがミスプロ系で、兄ラッキーナインは香港の国際G1馬、日本でも重賞で活躍している。全兄サドンストームは高松宮記念でも見せ場たっぷりだった。
また母の父が洋芝向きのダンチヒ系グリーンデザートで、このレースの勝ち馬シンコウフォレストとメジロダーリングを出している。レースの相性はとても良い血統だ。
ある程度の位置からの競馬もできる。スタートさえ気を付ければ、おのずと結果はついてくるはずだ。
$お宝馬 |
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②メイショウイザヨイ |
ここは敢えて大穴馬を挙げておく。毎年初夏から9月が稼ぎどころ。北海道遠征は初めてだが、母の父ジェイドロバリーの産駒は、芝なら洋芝でこそだった。休み明け、重賞での54キロとマイナス材料は揃うが、力を出せば大穴を空けた北九州記念2着の裏付けがある。複穴の1頭には入れておきたい。
重視したいのは⑥ローブティサージュ、⑩サトノデプロマット。後は③アンバルブライベン、⑪セイコーライコウ、⑯アースソニック、⑭スギノエンデバー。なお⑦コパノリチャードは本質的にはスプリンターではなく、押さえまでだ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。