競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【平安S・最終結論】圧倒的○○有利の京都砂を攻略せよ!
2019/5/17(金)
まさかの一戦であった。水曜日、我らが阪神タイガースは敵地・東京ドームで読売巨人軍と激突。前日、261日ぶりに巨人を倒した我が軍だったが、今回の相手は巨人のエース・菅野智之投手。厳しい戦いになることを覚悟していた。
しかし蓋を開けてみれば打ちも打ったり18安打、13点を奪って巨人相手に打ち勝ってしまった。菅野投手に合計4本のホームランを浴びせてノックアウト。あまりに貴重な光景が過ぎたため、15日の試合結果を夜中にニヤニヤしながら眺めている。本当に貴重な、一生に一度あるか分からない貴重な機会なので許してほしい。
菅野投手をノックアウトしたのは4番・大山悠輔選手の2ランホームランだった。今ネットでは、とある小学生が『春』を題材に、阪神大山を応援する詩を書いたことが話題になっている。大山選手は例年春先に調子が上がらない中、詩の一節「まあまだ春だから。春の大山、打つんだ」という名文は、多くの阪神ファンを感動させている。そんな大山選手が試合を決定づける2ランホームラン。詩を書いた小学生も喜んでいるだろう。
そんな大山選手が今日の広島カープ戦の第一打席でショートゴロに終わったのを見届け、土曜の中央競馬に話を移そう。先週はヴィクトリアマイルをいい感じに的中できただけに、その流れに乗りたい。
京都11R・平安Sが行われる京都ダートは先週、トラックバイアスが偏っていた。先週土曜の京都ダートは5鞍行われて逃げ馬が5連対。日曜も逃げ馬は2勝していた。元々京都ダート自体が前有利とはいえ、今開催は内・前有利のダートが出現しやすい。
平安Sの出走メンバーを見渡して、逃げの手に打って出る可能性があるのはサンライズソア、ハイランドピークあたりだろうか。ハイランドは前走のマーチSで逃げ潰れた影響か、陣営は今回「出たなりの位置で運びたい」と示唆している。そうなると昨年の平安Sもハナを奪って逃げ切った◎サンライズソア(牡5、栗東・河内厩舎)を重視すべきか。
前走のフェブラリーSはマイルへの距離短縮。距離自体は問題なかったものの、逃げ馬インティにうまくペースを作られてしまい6着に完敗してしまった。気性的な影響で揉まれない競馬がベスト。今回は自身より外に強力な先行馬は少なく、ある程度自由に行ける可能性は高い。昨年この舞台で行われたJBCクラシックも内枠からハナを切り、その後絡まれながら最後まで粘って3着だったように、形に持ちこめば渋太い。気性的に休み明けは問題ない。
58kgが課題になるものの、京都替わりは問題なさそうなチュウワウィザード(牡4、栗東・大久龍厩舎)、集中力の関係で内枠はプラスのアナザートゥルース(セ5、美浦・高木登厩舎)、このレースと相性の悪くないキングマンボ系ジョーダンキング(牡6、栗東・藤原英厩舎)、グレンツェント(牡6、美浦・加藤征厩舎)あたりは穴で一考してみたい。
平安Sの予想印はコチラで公開⇒
東京競馬場はBコースに替わった先週も相変わらず差し馬有利の状況が続いている。これは今開催の東京芝の上がりが速くなることから起こる現象で、速い脚の使えない先行馬に厳しい馬場だ。
東京11R・メイSは強力な先行馬も不在。スローの上がり勝負となるだろう。2年前のメイSもスローペースとなり上がり勝負になったが、レース上がり3Fは33.5。それより速い脚を使える馬を上位に考えたい。
今年、過去に上がり3F33.4以内の末脚を使ったことのある馬から、◎エンジニア(牡6、美浦・牧厩舎)をチョイス。3走前のアルゼンチン共和国杯で5着だった内容が良く、中盤ガクンとペースが落ち、末脚比べとなった一戦で3F33.2の末脚を使っている。中弛みのラップでも脚を使えることを示した。
雹で予定していたメトロポリタンSが中止となり、間隔がより延びた点がネックではあるものの、1800mでも勝ち鞍はあるように距離短縮はこなせる。よほどの高速決着にならなければ一発の可能性はある。
しかし蓋を開けてみれば打ちも打ったり18安打、13点を奪って巨人相手に打ち勝ってしまった。菅野投手に合計4本のホームランを浴びせてノックアウト。あまりに貴重な光景が過ぎたため、15日の試合結果を夜中にニヤニヤしながら眺めている。本当に貴重な、一生に一度あるか分からない貴重な機会なので許してほしい。
菅野投手をノックアウトしたのは4番・大山悠輔選手の2ランホームランだった。今ネットでは、とある小学生が『春』を題材に、阪神大山を応援する詩を書いたことが話題になっている。大山選手は例年春先に調子が上がらない中、詩の一節「まあまだ春だから。春の大山、打つんだ」という名文は、多くの阪神ファンを感動させている。そんな大山選手が試合を決定づける2ランホームラン。詩を書いた小学生も喜んでいるだろう。
そんな大山選手が今日の広島カープ戦の第一打席でショートゴロに終わったのを見届け、土曜の中央競馬に話を移そう。先週はヴィクトリアマイルをいい感じに的中できただけに、その流れに乗りたい。
京都11R・平安Sが行われる京都ダートは先週、トラックバイアスが偏っていた。先週土曜の京都ダートは5鞍行われて逃げ馬が5連対。日曜も逃げ馬は2勝していた。元々京都ダート自体が前有利とはいえ、今開催は内・前有利のダートが出現しやすい。
平安Sの出走メンバーを見渡して、逃げの手に打って出る可能性があるのはサンライズソア、ハイランドピークあたりだろうか。ハイランドは前走のマーチSで逃げ潰れた影響か、陣営は今回「出たなりの位置で運びたい」と示唆している。そうなると昨年の平安Sもハナを奪って逃げ切った◎サンライズソア(牡5、栗東・河内厩舎)を重視すべきか。
前走のフェブラリーSはマイルへの距離短縮。距離自体は問題なかったものの、逃げ馬インティにうまくペースを作られてしまい6着に完敗してしまった。気性的な影響で揉まれない競馬がベスト。今回は自身より外に強力な先行馬は少なく、ある程度自由に行ける可能性は高い。昨年この舞台で行われたJBCクラシックも内枠からハナを切り、その後絡まれながら最後まで粘って3着だったように、形に持ちこめば渋太い。気性的に休み明けは問題ない。
58kgが課題になるものの、京都替わりは問題なさそうなチュウワウィザード(牡4、栗東・大久龍厩舎)、集中力の関係で内枠はプラスのアナザートゥルース(セ5、美浦・高木登厩舎)、このレースと相性の悪くないキングマンボ系ジョーダンキング(牡6、栗東・藤原英厩舎)、グレンツェント(牡6、美浦・加藤征厩舎)あたりは穴で一考してみたい。
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東京競馬場はBコースに替わった先週も相変わらず差し馬有利の状況が続いている。これは今開催の東京芝の上がりが速くなることから起こる現象で、速い脚の使えない先行馬に厳しい馬場だ。
東京11R・メイSは強力な先行馬も不在。スローの上がり勝負となるだろう。2年前のメイSもスローペースとなり上がり勝負になったが、レース上がり3Fは33.5。それより速い脚を使える馬を上位に考えたい。
今年、過去に上がり3F33.4以内の末脚を使ったことのある馬から、◎エンジニア(牡6、美浦・牧厩舎)をチョイス。3走前のアルゼンチン共和国杯で5着だった内容が良く、中盤ガクンとペースが落ち、末脚比べとなった一戦で3F33.2の末脚を使っている。中弛みのラップでも脚を使えることを示した。
雹で予定していたメトロポリタンSが中止となり、間隔がより延びた点がネックではあるものの、1800mでも勝ち鞍はあるように距離短縮はこなせる。よほどの高速決着にならなければ一発の可能性はある。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。