競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【サウジカップ】狙うは実力の割に妙味ある外国馬!
2024/2/24(土)
サウジカップ
(ダ1800m、2月24日26:40発走)
サウジカップ出走馬
(左から馬番、ゲート番、馬名、騎手)
①14 カーメルロード C.オスピーナ
②6 クラウンプライド J.モレイラ
③9 ディファンデット L.サエス
④13 デルマソトガケ C.ルメール
⑤8 ホイストザゴールド J.ヴェラスケス
⑥2 アイソレート J.ロザリオ
⑦3 レモンポップ 坂井瑠星
⑧12 メイショウハリオ 浜中俊 ※取消
⑨7 ナショナルトレジャー F.プラ
⑩10 パワーインナンバーズ A.アルファライディ
⑪5 サウジクラウン F.ジェルー
⑫4 セニョールバスカドール J.アルバラード
⑬11 ウシュバテソーロ 川田将雅
⑭1 ホワイトアバリオ I.オルティスJr.
⑮12 スコットランドヤード L.モラレス
※勝馬投票券は馬番で発売
(左から馬番、ゲート番、馬名、騎手)
①14 カーメルロード C.オスピーナ
②6 クラウンプライド J.モレイラ
③9 ディファンデット L.サエス
④13 デルマソトガケ C.ルメール
⑤8 ホイストザゴールド J.ヴェラスケス
⑥2 アイソレート J.ロザリオ
⑦3 レモンポップ 坂井瑠星
⑧12 メイショウハリオ 浜中俊 ※取消
⑨7 ナショナルトレジャー F.プラ
⑩10 パワーインナンバーズ A.アルファライディ
⑪5 サウジクラウン F.ジェルー
⑫4 セニョールバスカドール J.アルバラード
⑬11 ウシュバテソーロ 川田将雅
⑭1 ホワイトアバリオ I.オルティスJr.
⑮12 スコットランドヤード L.モラレス
※勝馬投票券は馬番で発売
日本馬の評価
▲レモンポップ
南部杯を逃げ切り圧勝し、前走のチャンピオンズCも完勝。勢いに乗ってサウジカップに参戦する今回は展開面がカギとなりそう。アイソレートら短距離上がりの逃げ馬がおり、今年は激流になることも想定される。昨年のフェブラリーSを4番手から楽勝したように逃げなくてもレースを運ぶことができるとはいえ、超ハイペースは決して歓迎ではなさそう。
△ウシュバテソーロ
昨年のドバイワールドカップ優勝馬で実績はメンバー中トップクラス。ただこれまで2000m以上でより伸びるタイプであることを考えると、1800mのハイペースは距離不足の可能性がある。昨年パンサラッサが簡単に止まらなかったように、ドバイとはまた別物の砂のサウジで追い込めるかは未知数で、ここは△評価とした。
△デルマソトガケ
休み明けのブリーダーズカップクラシックでしぶとく伸びて2着になるなど、能力は世界でも上位。臨戦過程としては前走より良く、なおかつサウジアラビアをすでに1度経験している点はプラスも、輸送で顔をぶつけているアクシデントを考慮しておきたい。
…クラウンプライド
休み明けだった前走チャンピオンズCはいいところなく11着に敗れてしまった。アクシデントでJBCを回避するなどトラブルがあったことを踏まえると見直せるものの、周りも速く、先行押し切りの自分のスタイルには持ち込めない可能性が高そうだ。
南部杯を逃げ切り圧勝し、前走のチャンピオンズCも完勝。勢いに乗ってサウジカップに参戦する今回は展開面がカギとなりそう。アイソレートら短距離上がりの逃げ馬がおり、今年は激流になることも想定される。昨年のフェブラリーSを4番手から楽勝したように逃げなくてもレースを運ぶことができるとはいえ、超ハイペースは決して歓迎ではなさそう。
△ウシュバテソーロ
昨年のドバイワールドカップ優勝馬で実績はメンバー中トップクラス。ただこれまで2000m以上でより伸びるタイプであることを考えると、1800mのハイペースは距離不足の可能性がある。昨年パンサラッサが簡単に止まらなかったように、ドバイとはまた別物の砂のサウジで追い込めるかは未知数で、ここは△評価とした。
△デルマソトガケ
休み明けのブリーダーズカップクラシックでしぶとく伸びて2着になるなど、能力は世界でも上位。臨戦過程としては前走より良く、なおかつサウジアラビアをすでに1度経験している点はプラスも、輸送で顔をぶつけているアクシデントを考慮しておきたい。
…クラウンプライド
休み明けだった前走チャンピオンズCはいいところなく11着に敗れてしまった。アクシデントでJBCを回避するなどトラブルがあったことを踏まえると見直せるものの、周りも速く、先行押し切りの自分のスタイルには持ち込めない可能性が高そうだ。
外国馬の評価
◎セニョールバスカドール
G1勝ちがまだなく、実績面ではどうしても劣る一頭。ただし前走のペガサスワールドカップでは早めに動いて勝ったナショナルトレジャーに迫るなど、実力はある馬。そのナショナルが今回人気することを考えると、クビ差2着なのに人気がなさそうな今回は妙味もありう。これまでのレースVTRをを見ていても2000mより1800mのほうが良さそうで、ハイペースに乗じて差し込みを狙いたい。
○ホワイトアバリオ
昨年のブリーダーズカップクラシックを勝った、アメリカの大将格。ブリーダーズカップもまだ余裕残し、マイルでもついていけるようにスピードがあるだけに、1800mも問題ない。懸念点としては最内枠(馬番は14番)を引いてしまっただけに、キックバックを被ってしまうところ。無事懸念点をクリアできるかどうか。
☆ナショナルトレジャー
前走ペガサスワールドカップを勝って臨む。人気の一角となりそうだが、前走クビ差の2着だったセニョールバスカドールが3走前のブリーダーズCクラシックで完敗している。三冠の一つであるプリークネスSは勝っているものの、現状の力関係を比較すると信頼感は少し劣るところ。
G1勝ちがまだなく、実績面ではどうしても劣る一頭。ただし前走のペガサスワールドカップでは早めに動いて勝ったナショナルトレジャーに迫るなど、実力はある馬。そのナショナルが今回人気することを考えると、クビ差2着なのに人気がなさそうな今回は妙味もありう。これまでのレースVTRをを見ていても2000mより1800mのほうが良さそうで、ハイペースに乗じて差し込みを狙いたい。
○ホワイトアバリオ
昨年のブリーダーズカップクラシックを勝った、アメリカの大将格。ブリーダーズカップもまだ余裕残し、マイルでもついていけるようにスピードがあるだけに、1800mも問題ない。懸念点としては最内枠(馬番は14番)を引いてしまっただけに、キックバックを被ってしまうところ。無事懸念点をクリアできるかどうか。
☆ナショナルトレジャー
前走ペガサスワールドカップを勝って臨む。人気の一角となりそうだが、前走クビ差の2着だったセニョールバスカドールが3走前のブリーダーズCクラシックで完敗している。三冠の一つであるプリークネスSは勝っているものの、現状の力関係を比較すると信頼感は少し劣るところ。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。