競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【ドバイ国際競走】お嬢さん危うし!?今年の芝状態で狙える逆転候補
2024/3/29(金)
ドバイ国際競走
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出馬表左から馬番、ゲート番、馬名、騎手(※勝馬投票券は馬番で発売)①04 ボールドジャーニー L.デットーリ
②14 カラーアップ P.ドッブス
③03 ドンフランキー C.デムーロ
④12 フリーダムファイター R.マレン
⑤09 ホプキンス L.サエス
⑥01 イグナイター 笹川翼
⑦05 ケイアイドリー C.ルメール
⑧11 リーディングスピリット P.コスグレイヴ
⑨13 ムーヒーブ B.コーエン
⑩07 ナカトミ J.スペンサー
⑪08 リメイク 川田将雅
⑫10 ランクラシック F.ジェルー
⑬06 シベリウス R.ムーア
⑭02 タズ T.オシェア
日本馬の評価◎リメイク前走のリヤドダートスプリントは内を上手く立ち回り、直線外に持ち出されて差し切った同馬。昨年3着の雪辱を晴らした。ゴールデンシャヒーンは昨年5着以来2度目。
当時よりスタートを出た後にポジションを取れるようになっていること、昨年のゴールデンシャヒーンはインからの差しが決まっており展開不利だったことなどから、今年は前進が見込めて良さそうだ。
2走前の東京盃を1.10.0の好タイムで勝っているように、高速ダートは大好物。今回はホプキンズなどの同型がいるため課題は多くなりそうではあるが、スムーズに運びさえすれば粘り込めるだけの力はあり、マークは必要。
フェブラリーSは6着だったものの、距離が長かったことも大きかった。1200mに距離を短縮するのは大歓迎。ただ今回は得意な1200mとはいえ、アメリカ勢も速い。最内枠から自分の形に持ち込めるか未知数で、評価はしづらい。
外国馬の評価○ナカトミブリーダーズCスプリントで差し届かず3着だったものの、直線内を突こうとしたら詰まり、外に持ち出されるロスがあった。スムーズに行っても今のアメリカスプリント界トップのエリートパワーは倒せなかっただろうが、2着はありえたレース。ペリカンSでもスムーズさを欠いており、まともに走ればここでも上位。
▲シベリウス昨年のこのレース優勝馬で、ここ2走は連勝中。連覇に向けて今年も参戦してきた。昨年のこのレースは内でうまく脚を溜め、内から抜け出すという味な競馬。ムーア騎手の好騎乗が光った。毎年あれほど上手く運べるとは考えにくいこともあり、ここは相手評価。
☆ホプキンズ昨年のゴールデンシャヒーンは4着。まだ重賞1勝と実績は劣るものの、秘めるスピードはここでも通用するもの。どうしても末脚が甘くなることもあり勝ち切れるかというと疑問は残るものの、粘り込みは考慮したい。
…ボールドジャーニーリヤドダートスプリントは3着。リメイクの後を追うように伸びてきた。ただし差がむしろ開いているように、現状としてはリメイクとは力量差がありそう。プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。
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