競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【東京ダービー】今年から中央馬が参戦!今の馬場を加味して恵まれる馬は…
2024/6/4(火)
東京ダービー
(Jpn1・ダ2000m)
6月5日 20:10発走 大井競馬場
出走馬&展望
火曜の大井ダートは前がなかなか止まらない馬場。簡単に差せない状況だった。アンモシエラは羽田盃で淀みない流れで逃げて2着。本来であれば1800mのほうがいいタイプも、羽田盃と違いブルーサンがおらず、先行馬が手薄の今回はしぶとく粘ってきそうだ。
基本的に後方から進める馬ではあるものの、ユニコーンSでは早めに動いて2着以下を完封してみせた。これまで半周コースでの実績ばかりだったが、1900mでも息の長い末脚が使えることが分かっただけに、大井の2000mに距離延長するのは問題なさそう。
ユニコーンSではラムジェットに完敗したものの、ダートでは逃げても差しても競馬できるセンスの良さを見せている馬。2100mの未勝利戦で初勝利を挙げたように、上位2頭に比べて距離延長に不安がない点は魅力的。
基本的に後方から進める馬ではあるものの、ユニコーンSでは早めに動いて2着以下を完封してみせた。これまで半周コースでの実績ばかりだったが、1900mでも息の長い末脚が使えることが分かっただけに、大井の2000mに距離延長するのは問題なさそう。
ユニコーンSではラムジェットに完敗したものの、ダートでは逃げても差しても競馬できるセンスの良さを見せている馬。2100mの未勝利戦で初勝利を挙げたように、上位2頭に比べて距離延長に不安がない点は魅力的。
☆シシュフォス
東京湾カップはマコトロクサノホコの2着に敗れてしまったものの、道中動かなかったマコトに対して、こちらは早めに動く形をとっており、負けて強しという内容だった。アポロソニック産駒ということ、そしてこれまでのレース振りから距離延長は大歓迎。早めに前を捕まえに行かなくていい今回は3着ならあっていい。
△フロインフォッサル
羽田盃では地方最先着となる3着。それ以前にも能力の片りんは見せていた馬で、距離を延ばしてレースぶりが良化してきた。更なる距離延長は問題ないものの、ペースが流れていた羽田盃でも離された3着と、中央馬相手では分が悪い。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。