競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【さきたま杯】豪華メンバー集結!前走新たな一面を見せた馬が混戦を断つ
2024/6/18(火)
さきたま杯
(Jpn1・ダ1400m)
6月19日 17:45発走 浦和競馬場
出走馬&展望
◎イグナイター
今回はドバイゴールデンシャヒーン5着以来の実戦。1着馬からはだいぶ離されてしまったものの、当日は逃げ馬にかなり有利な馬場だった影響も大きい。注目したいのは内目で砂を被っていたのに最後見せ場を作っていたところ。追走に忙しい状況だったことを考えれば距離延長もプラス。器用な馬だけに枠も上々。
サウジカップは大敗してしまったものの、1800mは楽に行けないとこなせない距離のため大敗も致し方ない。今回は得意の1400mに戻るだけに大注目の存在だ。今回は過去体験したことのないくらい小回りコースになるだけに、浦和への対応力が鍵になってくる。
かしわ記念はしぶとく差してきて2着に食い込んだ。末脚比べになれば最上位の存在。今回はアランバローズやシャマル、バスラットレオンと先行馬が多く、ペース自体は向きそうだ。火曜に大雨が降ってしまったことで極端に前有利になる可能性があり、馬場傾向はチェックしておきたいところ。
☆シャマル
近2走連勝中と勢いに乗る1頭。かしわ記念を逃げ切ったものの、本来1400mで実績を残しているように距離短縮は歓迎材料。かしわ記念と違って今回は外にレモンポップという強力な先行馬がおり、展開面で難しい競馬を強いられる可能性があることから4番手評価としたい。
前走の黒船賞はスタートから競る形になった影響か、早々に手応えがなくなって下がってしまった。陣営も言うように気性の悪いところがモロに出てしまった形。まともに走ればここでも上位ではあるものの、気性面が不安定のため△評価。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。