• 凱旋門賞
    (G1・芝2400m)
    10月6日 23:20発走 ロンシャン競馬場

    レパーズタウン競馬場

    日本馬の評価

    今年日本から唯一の参戦となる馬。前走愛チャンピオンSは休み明けながら直線しぶとく伸びて3着。いかにも次距離延長が向きそうな内容だった。休み明けを叩いて状態も上がっていると考えられるが、引いたゲート番が11番と少し外目。内枠有利の凱旋門賞で少し外目の枠を引いたのが懸念材料。

    外国馬の評価

    ◎⑦ブルーストッキング
    約2000万円近い追加登録料を払っての参戦となるブルーストッキングの本気度に本命を打ちたい。前走のヴェルメイユ賞でこれまでとは違う先行策で勝ち切ったように、今が充実期と考えられる。牡馬相手のキングジョージも直線モタれつつ2着だったように、まともに走れば牡馬相手のG1も勝てるだけの力がある。直前にパリロンシャンを経験できたこともプラスに働きそうだ。

    ○⑬ソジー
    凱旋門賞を知り尽くす名門A.ファーブル厩舎が送り出す地元の人気馬。立ち回り方が上手い馬で、内目の枠を引けたのもいい(馬番⑬、ゲートは5番)。天気が悪くなっても対応できるように、どんな条件になってもある程度崩れず運べる点を評価したい。

    ▲④アルリファー
    武豊騎手が騎乗することで話題の一頭。4歳馬としてはキャリアが浅いものの、3歳時のギヨームドルナーノ賞でその後凱旋門賞を勝つエースインパクトに迫るなど、早くから力のあるところを見せてきた。3歳馬に比べると斤量は重いものの、この馬自身の斤量は少し軽くなる。ロンシャンもすでに経験済で、余裕のあるローテーションは魅力的だ。

    △⑭ロスアンゼルス
    前走の愛チャンピオンSは4着だったものの、直線しぶとく伸びてはいた。2400mの愛ダービーを勝っている馬で距離延長は歓迎材料。愛チャンピオンSもゴールした後に伸びていたようにスタミナは十分。ややロスがありそうな枠ではあるものの、△評価で押さえておきたい存在。

    △③ファンタスティックムーン
    ドイツからの参戦。前走のバーデン大賞はスローペースとはいえかなり速い上がりを駆使して差し切っていた。前走の少頭数から一気に多頭数に変わる点がどうかも。馬場が過度に重くなければ、空いた内から一発あっても驚けない。

    △⑯アヴァンチュール
    前走のヴェルメイユ賞ではブルーストッキングに食い下がって2着に入った。その前のポモーヌ賞は重たい馬場ながら強引に差してきたように力のある馬で、相手なりに走れること、斤量が軽いこと、内目をロスなく回れることを考えれば一発の可能性を秘める。