競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【エプソムC】5月から決めていた本命◎から勝負!
2018/6/9(土)
昨日6月8日(金)のプロ野球・阪神-千葉ロッテ戦は雨のため試合中止となった。近頃我らが阪神タイガースは試合を見るたびにストレスが溜まることから、雨天中止で試合がないとノーストレスで夜を過ごせたりもする。加えて今年の阪神は、雨天中止の翌日の試合で妙に強い。今日の試合は勝てるのでは……そう踏んでいるのだが、今年の交流戦は雨天中止が続いたことで、この先9連戦が組まれてしまった。毎日ストレスの溜まる試合を見なければいけないのか……。そう考えると今から頭が痛い。
日曜の東京メインレースはエプソムC(G3)。先月からこのレースで本命にしようと温めていたのが◎トーセンマタコイヤである。前走の新潟大賞典は休み明け。加えてゲートも一息で後方から。スローペースの影響もあり掛かり気味の追走となり、大敗すら覚悟したが、それでも1着スズカデヴィアスから0.3秒差の5着に踏ん張った。
昨年秋に芝1800mの準オープン・ウェルカムSを制した時も、その前走は芝2000mのノベンバーSだった。この200mの短縮がこの馬には大きなプラスと言えるだろう。ある程度ゆったりしたペースが見込まれるだけに、前目のいいポジションを取っておきたいところだ。
血統的には道悪もこなせそうなダイワキャグニー、そして相手なりに走れるサーブルオール、前走の新潟大賞典で直線詰まってしまったハクサンルドルフなどが上位評価。長期休養明けから叩き2戦目のグリュイエール、長期休養明けから叩き3戦目のアデイインザライフあたりはデキを見て考えたい。
エプソムCの予想印◎○▲はコチラ⇒狙い目は東京10R・多摩川Sの◎ワンダープチュック。元々素質が評価されていた馬で、いい末脚を持っていたが、道中掛かりやすくどうしても後ろからの競馬となっていた。ところが3走前にマイルに距離短縮されると一変。道中折り合いを気にしなくて良くなったことでポジションが取れるようになり、3着→1着→1着と完全に軌道に乗ってきた。勝って同条件、そして得意の道悪で迎える今回もチャンスは大きそう。
さて、阪神のマーメイドS(G3)の予想だが、今夜CS放送フジテレビONE『競馬予想TV!』でオンデマンド放送限定配信の『横山ルリカの当たりますよ~に』の中で発表する予定となっている。この番組には初出演。いきなり的中を見せたいところだが、日曜の阪神競馬場は天気が微妙で何とも予想しにくい。難しい船出となりそうだ。
と、ここまで書いたところで阪神タイガースの途中経過をチェックしたところ、2-0で勝っていた。やはり雨天中止明けは強い。しかし8安打2得点と何とも言えない内容である。当分ストレスの溜まる試合は続きそうだ。
【編集部:注】このあと阪神タイガースは9回表に2点差を追いつかれて延長戦に突入。12回裏に相手のエラーでサヨナラ勝ちし、雨天中止の翌日の試合は7連勝となりました。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。