トピックスTopics
【マイルCS】新興勢力?海外馬?時代の転換点を見逃すな!
2024/11/10(日)
提供:重賞トレンドジャッジ
今回はマイルチャンピオンシップをジャッジしていきたいところなんですが、ブライアンは絶賛リサーチ中で大忙しみたいでね。
今回は欠席ということで、代わりに編集部のナカノさんと進めて行きたいと思います。よろしくねナカノさん。
はい!よろしくお願いします!
元気がいいですね。さて、早速だけど本題に入ろうか。
ポイント①マイル界の勢力図が塗り替わる!?
近年のマイルGⅠは殆ど同じようなメンバーが上位を占めていたよね。昨年引退したシュネルマイスターやソングラインはかなり息が長かったし、今回出走予定のセリフォスやソウルラッシュも、2022年から足掛け3年マイルGⅠを好走している馬だ。
3年は中々長いですね。安田記念でも1番人気こそロマンチックウォリアーに譲りましたが、2、3番人気はその2頭でしたからね。
そんな形で中々大規模な世代交代が起きていなかったマイル界だけど、今年のマイルCSは大きな転換点になりそうなんだ。
府中牝馬Sで強い勝ち方をしたブレイディヴェーグ、富士Sで先ほど述べた2頭を下したジュンブロッサムなんかは、これまでのマイルGⅠで見なかった面々だね。
マイルGⅠ戦線に新しい風が吹いてくる中で、実績馬が意地を見せるのか、新興勢力が王座を奪うのか、非常に楽しみな一戦だ。
欲を言うと、ここにシックスペンスやジャンタルマンタルもいて欲しかったですね。
残念だけど仕方ない。その2頭が不在でも十分豪華なメンバーだし、ここで勝った馬と現3歳世代のどっちが上なんだって話は来年の安田記念まで楽しみに待つとしよう。
新しい風という意味では、海外からの有力馬チャリンの参戦もありますね。
読者の皆さんも気になるところだろうし、折角だからその話もしようか。
ポイント②ズバリ、チャリンの評価は?
力のあるマイラーが海外からも参戦してくれて、レースの盛り上がりという意味でも嬉しいところ。そして、能力面からも好走の可能性は十分あると思うね。
道中の折り合いに問題がなく、追ってから確かな末脚を発揮できるタイプ。極端な時計勝負は疑問だけど、適度に荒れた今の京都はマッチしそうだ。
おお。なんだか意外ですね。境さんは海外馬に対してあまり高い評価をしない印象でした。
例年ジャパンカップの話をするときに「海外馬は足りない」って言っているから、そのイメージがあるのかな(笑)
東京芝2400mが海外馬に向かないという考えは今でも変わらないけど、他の条件なら話は違うと思うよ。
なるほど。では、この条件はチャリンに合うということですか?
ハッキリしない表現で申し訳ないけど、ある側面からは合うと思うし、別の側面からは若干怪しいとも思う。
さっきも言ったように、今の京都の馬場は合いそうだね。一方で、京都のコース形態は気になる。
というのも、この馬は近走、直線競馬を使っているケースが多いんだ。GⅠ3勝の内訳も全て直線コースだから、今回はトリッキーな京都外回りへの対応がカギになりそうだ。
日本の芝への適性よりも、コース形態への適性がポイントということですね。
もちろん、コーナーがあるコースでも勝ってはいるんだけどね。気がかりな点があるとしたらそこかな。
前半では新興勢力vs実績馬って話をしたけど、実際にはここにチャリンも加えた三つ巴の戦いだね。
春の安田記念では海外馬が勝っていますし、日本競馬界にとっても負けたくない一戦になりそうです。
様々な思いが交錯するのも競馬の魅力の一つだね。
さて、読者の皆さんが一番気になるのは「結局どの勢力が勝負を制するのか」という点だとは思いますが、これについては枠順や馬場状態まで加味した上で週末に公開予定です。絶賛リサーチ中で大忙しのブライアンからも、アッと驚く金脈馬をお届け予定です。お楽しみに!
プロフィール
境和樹
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。