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一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
最終週の小倉で騎乗します
2025/2/27(木)
東京最終週はコスモシャングリラ(11人気4着)が最高着順。走らない時は全く気がない感じで馬がヤメてしまうのですが、今回は凄く気持ちが乗っていました。条件的にも前走の2400mなら2000mのほうが合っているようです。改めて能力を感じたので、メンバーひとつで3勝クラスでもチャンスがあります。
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この土曜は最終週の小倉で4鞍に騎乗します。3Rのベニシアは1週前の調教に乗せていただきましたが、テンション面に課題があるようです。ゲートに気を付けて初コースで新味を出してあげたい。
7Rのカシノフロレゾンは久々の前走が芝で案外だったので、ガラッと条件を替えて初ダート。乗り味などはいい馬なので、適性さえフィットすればあんなことはないはずです。9Rのペリプルスは使いながら調子を上げていくタイプで、最終週の小倉の馬場は合うはず。1年半ぶりにレースで乗れるのを楽しみにしています。
日曜も小倉で7鞍に騎乗します。6Rのコスモアバンサは中央再転入してからは初めてになりますが、かつてからの成長がレースで見てとれます。久々は苦にしなそうなタイプなので、先入観を持たずに力を出してあげたい。7Rのバイデンテソーロは新馬以来に乗せていただきますが、この馬も最終週の小倉の馬場はマッチしそう。前走を叩いて調子が上向いていれば変わってくれるはず。
10Rのマイネルトルファンは美浦でしっかり追い切りをやってから小倉に輸送しました。順調に調整できており、初コースでも合うという目論見のレースです。11Rのマイネルニコラスも同じように美浦で仕上げていったパターン。時計がかかる馬場を求めての遠征なので結果を出してあげたい。
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月曜に東京ディズニーランドで息子が結婚式を挙げました。ミッキーやミニー、ドナルドにデイジーなどたくさん出てきてくれて、息子の同級生の盛り上げも相まって想像以上に素晴らしかった。親族代表挨拶が控えていたので終始緊張していたのですが、最後に締められて何よりでした。自分もこみ上げるものがありつつ、新婦のご両親が号泣されていたので面目を保てたのではないでしょうか(冷汗)。先週勝てませんでしたが、後祝いとなるように必死で頑張ります。
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プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。