
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
1番人気の勝利を繋げたい!
2026/3/26(木)
先週はスマートクオーレで勝つことができました。徐々に調子を上げて着順も安定していたので1番人気。適距離を待って必勝の一戦でしたが、しっかり差し切ってくれた馬に感謝です。この後は間隔を空けることになりそうですが、今年4戦目だったことを踏まえるといい休養になってくれるはず。自分はこの勝利を今週にも繋げたい。

この土曜は中山で3鞍に騎乗します。 4Rのアレステソーロは2戦目以来。今週久しぶりに追い切りに乗せていただきましたが、大分しっかりしたという印象でした。動きも良かったので、距離延長のダート1800mがマッチしてほしい。5Rのコスモシグルンは気持ちの高ぶりに気を付けながらの調整。そんな中でも乗り込みは十分で、テンションを上げないよう競馬に向かえれば巻き返せるはず。
日曜も中山で5鞍に騎乗します。1Rのニケフェリーチェは秋本厩舎への転厩緒戦。先週追い切りに乗せていただきましたが馬の雰囲気はとてもいいです。あの感触が競馬に結びつけば前進がありそう。4Rのマイトビーウォンも調教を強化してじっくり乗り込んでいます。今のところ成績が伴っていないので徐々にでも目立を立てていきたい。
5Rのヴァルカンテソーロの前走は2戦目と2000mがかみ合って内容ある3着。更なる距離延長は問題ない感触なので初勝利を掴みたい。9Rのユメシルベはコンスタントに使っていますが元気一杯。調子落ちなく臨めますので、少頭数の牝馬限定戦で力が入ります。

今週の休日はアーティゾン美術館でやっているクロード・モネ展に行ってきました。初期と後期で画風が変わってくるのですが、馬の気持ちに通ずると言いますか、繊細で感じるものがあります。5月24日までやっているようなので、コラムをご覧の皆さんも時間を忘れてしまうような息抜きに訪れてみてはいかがでしょうか。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。






