
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
心よりお見舞い申し上げます
2026/7/30(木)
令和8年熊本地震の被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。現地に知人がいるので直後に電話したところ繋がって、無事は確認しましたが「家の中がグチャグチャになって酷いことになっている」という報告を受けました。イオンモールにしても日頃からお世話になっている場所で、到底他人事とは思えません。一日も早い復興をお祈りし、騎手として何かできることはないかを考えて実践していきます。

この土曜は新潟で5鞍に騎乗します。 1Rのエレガントステップは新馬を使って動きは良くなっています。その分で気持ちも入ってきたので、競馬まで落ち着かせて臨めるかがカギになりそう。少頭数の千直は合いそうなタイプです。
2R(2歳新馬)のアニエーネはゲート試験から乗せていただいており順調にきています。レースに向けてやれることを全てこなして、思っていた以上に好仕上がり。おっとりした気性なので、外回りの長い直線で最後にガンとスイッチが入ってほしい。久々に乗せていただく5Rのバルはデビュー当初に権利を取れていた1200mに戻ります。最近の成績が意外なほどで、自分の力だけ走ってくれれば前進できるはず。
8Rのマイネルボスは休み明けから2回使って状態が整ってきました。今週の追い切りもいい動きでしたし、時計のかかる馬場が残ってくれれば前進できそう。12Rのソルトバーンは前走に引き続きの1200m。最後に脚を使っていたので、続戦でもうひと押しに期待。この馬も道悪が残ってほしいです。
日曜も新潟で4鞍に騎乗します。1Rのエニシングゴースは中間の調教には乗せていただいています。集中力が散漫な部分があるので、集団に取り付いてレースを覚えさせるところからでしょうか。
2R(2歳新馬)のサスケソルトバーンは今週の追い切りに乗せていただきましたが、幼いところがあってまだ自分からというタイプではなさそう。良くなってきそうなところはありますが、次を見据えた競馬になるかもしれません。8Rのユメシルベの前走は追い切りからも期待していましたが、レースに行って案外。この中間も変わらず元気一杯なので、久々の外回りでも頑張ってくれるはず。前走11着で人気は落ちるかもしれませんが巻き返したい。

先週日曜の豪雨は前が見えなくて強烈でした。はくぼ開催の昼休みがピークだったのは幸いでしたが、ダートは水が浮いて芝コースにも水たまりができていたほど。開幕週から大分掘れてしまったと思うので、今週も馬場状態が読めないところではあります。レース後も新潟駅前が冠水していて、タクシー運転手さんの機転が利かなければ帰宅も危うかった。全国的にいつ何があるか分からない情勢ですが、目の前の1勝を目指して今週も精進します。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。




