【阪神大賞典】ステイヤーのテッペンを目指せ！コントレイルを追い詰めたアリストレスが長距離界に殴り込み！…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します！

阪神大賞典

スプリングS

今週のイチオシ

アリストテレス

(牡4、栗東・音無厩舎)

アリストテレスをデータベースでチェック！
父エピファネイア
母ブルーダイアモンド
母父ディープインパクト
通算成績10戦4勝
重賞勝利 21年アメリカジョッキーＣ(G2)
連対時
平均馬体重		468kg (最高:478kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重478kg
POINT
見栄えのする均整の取れたフォルムが特徴的。一戦ごとに筋肉のボリューム感が増してきており、皮膚も薄く感じさせるほど、馬体もパンと張っている。バランスの良さから瞬発力、持続力のどちらかに振れたタイプではなく、比較的どんな舞台でも安定した走りができそう。シルエット的に長距離馬というよりは中距離～クラシックディスタンスがベストの印象。ただ、現役馬において純ステイヤーは少なく、AJCCではロングスパート勝負に対応したように、本馬は心肺機能も高い。古馬混合の3000mでも問題なく力を発揮できるだろう。後肢の下腿部には血管が浮き上がり、毛艶は前走以上に光沢がある。勝って更に上昇といった雰囲気。

ショウリュウイクゾ

(牡5、栗東・佐々晶厩舎)

ショウリュウイクゾをデータベースでチェック！
父オルフェーヴル
母ショウリュウムーン
母父キングカメハメハ
通算成績16戦4勝
重賞勝利 21年日経新春杯(G2)
連対時
平均馬体重		495kg (最高:512kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重512kg
POINT
全体に筋肉量が豊富で肉付きの良い体型。父よりも馬体重は50キロほど多く、よりパワフルな印象。この逞しい体つきは母父キングカメハメハの影響も大きい。骨格に対して胴周りはややゆとりのある造り。前走は4コーナーから促して最後まで伸びたように、持続力を活かした競馬が合う。パワーを秘めた体型をしているため、距離は2000～2400mがベストの印象で、3000mは気持ち長いと見ている。立ち回りが重要になりそうだ。肩周りや後肢の下腿部には血管が浮き上がり、皮膚を薄く見せているほどに馬体の張りがいい。状態に関してはメンバー中トップクラスで、充実期を迎えている。

ディープボンド

(牡4、栗東・大久龍厩舎)

ディープボンドをデータベースでチェック！
父キズナ
母ゼフィランサス
母父キングヘイロー
通算成績10戦2勝
重賞勝利 20年京都新聞杯(G2)
連対時
平均馬体重		487kg (最高:490kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重492kg
POINT
筋肉量が増えたこともあり、胴周りにまとまりが出てきた印象。それでも骨格に対して胴の伸びがある体型をしているため、長距離への適性は高い。同時に飛節が真っ直ぐに伸びている「直飛」でもあり、長く脚を使うような持続力勝負が向いている造りとも言えるので、渋太さを活かすような展開になれば巻き返しの可能性も十分。蹄は地面との接地面積が広く、繋ぎもゆったりとした造り。跳びが綺麗な走りをするので良馬場がベスト。毛艶は光沢を感じさせる良い状態。一方で、トモの下腿部を見ると菊花賞時の方が張りを感じさせ、良化の余地がありそう。当日の気配も注意したい。

ナムラドノヴァン

(牡6、栗東・杉山厩舎)

ナムラドノヴァンをデータベースでチェック！
父ディープブリランテ
母パンカティリオ
母父Kingmambo
通算成績19戦4勝
連対時
平均馬体重		482kg (最高:494kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重494kg
POINT
盛り上がるように発達した胸前～肩周りの筋肉が特に目を引く、パワフルな立ち姿。父ディープブリランテも比較的、前駆がガッシリとした造りをしていたので、父の特徴が表れていると言える。胴周りはゆったりと見せており、骨格は長距離向き。腹袋はやや大きく、上がりの掛かる展開・舞台も苦にしないだろう。肩のラインが寝ていて、前脚の可動域も広く、フットワークも雄大。一見すると持続力タイプに映るが、伸縮性のある走りができるため、決め手勝負も問題なし。ボリューム感ある体型でありながら、薄っすらと肋骨が浮き上がっているように、1週前時点でムダ肉の無い仕上げを施されている。毛艶も抜群で、充実期を迎えている印象だ。

ユーキャンスマイル

(牡6、栗東・友道厩舎)

ユーキャンスマイルをデータベースでチェック！
父キングカメハメハ
母ムードインディゴ
母父ダンスインザダーク
通算成績19戦6勝
重賞勝利 20年阪神大賞典(G2)
19年新潟記念(G3)
19年ダイヤモンドＳ(G3)
連対時
平均馬体重		486kg (最高:500kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重504kg
POINT
持続力・長距離適性を感じさせる、ゆったりとした胴周りが特徴的。父キングカメハメハ譲りで筋肉量も豊富なため、中距離のスピード勝負でも通用するスピード能力を秘めている。馬場状態次第ではあるものの、阪神大賞典は速い時計が出やすく、昨年も好時計で勝利を収めている。このレースへの適性はかなり高いと見て問題ないだろう。近走の着順は冴えないが、フィジカル的な衰えは感じさせない。有馬記念時と比較して毛艶も良化しており、徐々に状態は上向いていると言えるだろう。下腿部に血管が浮き上がり、馬体の張りも前走以上だ。
今週のイチオシ

ヴィクティファルス

(牡3、栗東・池添学厩舎)

ヴィクティファルスをデータベースでチェック！
父ハーツクライ
母ヴィルジニア
母父Galileo
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重		481kg (最高:484kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重478kg
POINT
父ハーツクライから遺伝したと考えられる、伸びのある胴周り。四肢もスラっと見せており、今後距離は延びても問題なく対応出来そう。母父Galileoの影響か、肩周りに立派な筋肉が付いており、腹周りも幾分ふっくらとしている印象。パワーを要する馬場でも力は発揮できると見た。各パーツがゆったりとした造りのため広いコースで伸び伸び走らせたほうが、持ち味が活きてくるはず。後躯は徐々に良化しているものの、まだ成長の余地を残している。それでも現状の仕上がりで皮膚を薄く見せていて、秘めた素質はかなり高い。毛並みも非常に光沢があり、体調の良さも伝わってくる。

ヴィゴーレ

(牡3、栗東・松永幹厩舎)

ヴィゴーレをデータベースでチェック！
父キズナ
母ヴァイセフラウ
母父キングカメハメハ
通算成績7戦2勝
連対時
平均馬体重		460kg (最高:468kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重468kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの胴周り。決め手勝負に向いた形と言える。今回は小回り中山で、どこまで末脚を引き出せるかがカギ。2000m戦でも3着の実績を有しているが、前後にまとまりを感じさせるシルエットで、筋肉量も豊富。マイラー指向が強いタイプと見ており、スピードの出る条件になった方が良さそうだ。直飛でトモ脚を長く見せていることもあるが、キ甲の辺りを見てもまだ背は伸び切っていない。これから更にバランスが良くなってくるはず。芦毛は毛艶や張り具合が判別しづらいものの、筋肉の輪郭は明瞭に浮き上がり、毛艶も良好で状態はかなり良さそう。

ヴェイルネビュラ

(牡3、美浦・大竹厩舎)

ヴェイルネビュラをデータベースでチェック！
父ロードカナロア
母リングネブラ
母父ハーツクライ
通算成績3戦2勝
連対時
平均馬体重		490kg (最高:494kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重494kg
POINT
ロードカナロア産駒の中では比較的、筋肉の付き方がなだらかなタイプ。全体に素軽い印象があり、母父ハーツクライの影響か、胴周りやクビさしにも伸びが感じられる。マイル以上の距離を使われている点も納得で、2000mくらいまでは問題なく対応できるはず。直飛で後肢がしっかりと伸び、ストライドも大きい。コーナー4つのコースでは立ち回りがカギ。一戦ごとに馬体重が増えているものの、お腹周りはシャープに見せており、太め感は一切感じられない。キ甲にも伸びが感じられ、骨格の完成度はメンバー中、上位の存在と言えるだろう。背中には薄っすらと銭型が浮いており、代謝の良さが伝わってくる。
今週のイチオシ

ボーデン

(牡3、美浦・木村厩舎)

ボーデンをデータベースでチェック！
父ハービンジャー
母ボージェスト
母父キングカメハメハ
通算成績2戦1勝
連対時
平均馬体重		480kg (最高:482kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重482kg
POINT
父ハービンジャーから遺伝したと考えられる豊かな腹袋が特徴的で、全体に肉付きの良い、パワフルな馬体の持ち主。未勝利戦を破格の好タイムで勝利しているが、体型的には上がりの掛かるような消耗戦に向いている印象。先週まで中山芝は道悪での開催が続き、今週末も雨予報が出ている。時計の掛かる馬場で持ち前のパワフルな走りを発揮してくれるはずだ。胸が深く、心肺機能もかなり高そうで、筋肉質な馬体でありながら歩様には柔らか味を感じる。1勝馬でも素質的に十分通用するはずで、注目の1頭だ。

ランドオブリバティ

(牡3、美浦・鹿戸雄厩舎)

ランドオブリバティをデータベースでチェック！
父ディープインパクト
母ドバウィハイツ
母父Dubawi
通算成績4戦2勝
連対時
平均馬体重		465kg (最高:466kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重468kg
POINT
四肢やクビさしがゆとりある造りながら、全体のバランスも整っている好馬体の持ち主。筋肉量も豊富で、肩周りやトモには明瞭なスジがハッキリと浮き上がっている。特に大きな推進力を生み出せそうな立派な後躯が目を引く。前走は後方からの競馬となったが、デビューからの2戦では軽快なスピードで先行していた。ディープインパクト産駒の中では比較的飛節がカーブしていて、後肢のピッチが利くタイプ。小回りコースへの適性も高く、スムーズな立ち回りができれば十分に巻き返しは可能。馬体の張りはきさらぎ賞前よりもアップしており、良化著しい。前走以上のパフォーマンスに期待できそう。

レインフロムヘヴン

(牡3、美浦・堀厩舎)

レインフロムヘヴンをデータベースでチェック！
父ドゥラメンテ
母レディオブヴェニス
母父Loup Solitaire
通算成績4戦2勝
連対時
平均馬体重		456kg (最高:460kg)
(最低:454kg)
前走時馬体重454kg
POINT
バランスの良い骨格で非常に見栄えがする。肉付きの良い体型で、ボリューム感は十分。筋肉量が豊富な傍ら、シャープな雰囲気も漂っており、全体に素軽さが目立つ。スピード勝負に強そうで、ある程度時計の出る良馬場がベストの印象だ。四肢は長めに見せており、飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」の構造。ストライドも大きく伸びるため、基本的には広いコースが合っている。一方で背中は短く、胴は詰まり気味。先行策で結果を出してきているが、決して単調な逃げ馬では無く、追ってからも速い脚を繰り出せるのが本馬の長所だ。1週前の時点で薄っすらと肋骨が浮き上がる、理想的なボディコンディション。毛艶も申し分なく、かなりの好仕上がりと見ていいだろう。

ロードトゥフェイム

(牡3、美浦・尾形和厩舎)

ロードトゥフェイムをデータベースでチェック！
父マツリダゴッホ
母ラドランファーマ
母父ホワイトマズル
通算成績4戦2勝
連対時
平均馬体重		484kg (最高:486kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINT
前脚がやや短く映るほど胸の縦幅、深さがあって、大きな心臓や肺を有しているのではないだろうか。肩のラインは斜めに角度が付いていて、肩関節の可動域が広そうな造り。レースでも跳びの大きなゆったりとした走りが特徴的で、前走は外々を回ってひとマクリ。高い心肺機能を実感させられる走りであった。腹周りを見ても余分な肉が一切付いておらず、スタミナを消費しにくい体型に映る。今後、距離は伸びて良さを発揮する可能性が高い。後躯を見る限り、これからトモの筋肉も成長してくるはずだ。既に馬体は仕上がっている印象で、このコンディションをキープ出来れば楽しみ。

ワールドリバイバル

(牡3、栗東・牧田厩舎)

ワールドリバイバルをデータベースでチェック！
父エピファネイア
母セシリア
母父アグネスタキオン
通算成績5戦2勝
連対時
平均馬体重		500kg (最高:508kg)
(最低:492kg)
前走時馬体重508kg
POINT
胸前や肩周り、そしてトモなど付くべきところに立派な筋肉が付いており、500キロ超の馬体重が示す通り、パワフルな印象のある立ち姿。胴をやや長く見せる体型は父エピファネイア譲りで、持続力を求められるレースで強さを発揮するタイプ。前走は逃げてメンバー3位の上がりを使い押し切っているように、高い心肺機能と持続力が本馬の武器。跳びが大きい馬なので、小回りの中山への対応力が問われる。積極的な競馬に期待したい。大型馬で良化の余地を残しつつ、現状でも十分すぎるほどの馬体の張り。毛艶も光沢があって素晴らしい状態に整っている。

阪神大賞典

スプリングS

※出走予定馬すべての立ち写真が掲載されるとは限りません。
※競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。