※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!

  • 10/28()夕方発行
    東京スポーツ(天皇賞(秋)の予想を掲載)
  • 10/28()13:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
    (東京7~9R)
  • 10/29()14:30頃~
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部前半
    (東京10~12R)

アドマイヤハダル

牡5
[栗]大久龍厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
スウェアトウショウ
母父:ディープインパクト
通算成績 14戦3勝[3-3-2-6]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

比較的、背中をゆったりと見せるフォルム。四肢、繋ぎも長く見せていて、跳びの大きな走りが特徴的。一瞬の切れ味よりも、長くいい脚を使える持続力タイプの馬体。父とは似ていないが、横幅が広く肉付きのいい後躯からはキングマンボ系らしさも伝わってくる。綺麗な馬場、時計の速い馬場に適性がありそう。昨春の中山記念時と比較すると、全体にメリハリが出て、完成度が高まってきた。休み明けの毎日王冠をひと叩きされて、デキは上向いている。

イクイノックス

牡4
[美]木村厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
シャトーブランシュ
母父:キングヘイロー
通算成績 8戦6勝[6-2-0-0]
前走時馬体重 492kg
詳細
寸評

長躯短背の理想的な骨格で、筋肉も柔軟性に富んでいる。歴代の活躍馬でも屈指の好馬体。持続する鋭い末脚が武器で、走行時のストライドも大きく、本質的には直線の長いコースが合っている。コース適性に関して不安はない。立ち写真では肋骨が感じ取れるくらい、ムダ肉の少ない細身に映るタイプの馬だが、今回は宝塚記念時と比較するとボリュームアップ。全体に体つきをふっくらと見せている。とはいえ、筋肉の張りは十分に感じられ、休み明けで太め残りというワケではなさそう。馬自身は4歳秋でさらに良化している印象。毛艶にも光沢がある。

エヒト

牡6
[栗]森厩舎

レース適性星
仕上がり星
ルーラーシップ
ヒーラ
母父:ディープインパクト
通算成績 28戦6勝[6-3-3-16]
前走時馬体重 466kg
詳細
寸評

父ルーラーシップと似たやや腰高のフォルム。筋肉量豊富で、大腿筋膜周辺は膨らみがあり、力強さを感じさせる。飛節はバネが利くと同時に水準以上の回転力を秘めており、比較的自在性・機動力に長けたタイプ。蹄は薄く、繋ぎは長めでクッションの利きそうな造り。高速決着への適性は高そうだ。あとは一線級相手に、上がり勝負でどこまで食い下がれるか。オールカマーは大敗したものの、肌ツヤ良好で、筋肉の張りも上々。夏から使ってきている馬だが、疲れは感じさせず、力を出せる態勢に整った。

ガイアフォース

牡4
[栗]杉山厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
ナターレ
母父:クロフネ
通算成績 10戦3勝[3-3-0-4]
前走時馬体重 490kg
詳細
寸評

骨格のバランスに対して、背中は長め。飛節の角度は真っ直ぐに伸びた「直飛」の造りで、跳びの大きな走りが特徴的。切れるイメージはないが、長くいい脚を繰り出せる持続型。筋肉質ではあるものの、クビさしはシャープで素軽く、体型的に2000mはベストの距離と見ていいだろう。好位から流れ込むような形になれば、食い込みがあっても驚けない。休み明けから仕上がりやすいタイプのため、前走からの大きな変化こそないものの、今回も後肢の下腿部には血管が浮いている。体つきをスッキリと見せて、好仕上がり。

ジャスティンパレス

牡4
[栗]杉山厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
パレスルーマー
母父:Royal Anthem
通算成績 11戦5勝[5-1-2-3]
前走時馬体重 470kg
詳細
寸評

父ディープインパクト同様に「長躯短背」のフォルムで、背中に伸縮性があり、溜めて切れるタイプ。後肢のバネ感も十分に感じられ、飛節が綺麗に伸びるため、フットワークも大きい。2000mでの高速決着に課題を残すものの、体型的には純粋なステイヤーというよりも、2400mがベストのイメージ。うまく流れに乗って運べれば。休み明けの分、春と比較して若干の余裕があり、腹周りの毛艶にも良化の余地を感じさせる。当週のひと追いでより締まってきそう。背丈は伸びて、骨格の完成度は高まってきた。

スターズオンアース

牝4
[美]高柳瑞厩舎

ドゥラメンテ
サザンスターズ
母父:Smart Strike
通算成績 10戦3勝[3-4-3-0]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

※出走回避
長躯短背でバランスのいい骨格。総合的なフィジカルが問われる東京芝2000mは力を出せる適条件といえそう。キングマンボ系らしい筋肉量を備えつつ、重たすぎない体つきで、牝馬特有のキレを感じさせる。骨格面で見てもやや斜尻気味で、瞬発力勝負に強い。溜めを利かせる形になればチャンスアリ。父系譲りでトモの発達が目立ち、高速決着は得意なタイプだ。ヴィクトリアマイル以来のレースになるが、腹周りは太め感なく、春よりも締まって見えるくらい。毛艶も非常に良く、体調の良さが窺える。

ダノンベルーガ

牡4
[美]堀厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
コーステッド
母父:Tizway
通算成績 8戦2勝[2-1-1-4]
前走時馬体重 508kg
詳細
寸評

全体のバランスに対して背中が長い。胴に伸びがあり、持続力に優れた父ハーツクライの特徴が馬体に表れている。特にトニービンが強く発現しており、広々とした東京コースは文字通りベストの舞台といえそう。後肢の飛節はカーブしている「曲飛」寄りの構造。胴長でもギアチェンジ能力に優れ、筋肉の質感もしなやか。同父の産駒でいえば、ジャパンC勝ち馬のスワーヴリチャードに近いタイプ。2000~2400mで安定して力を出せる。札幌記念時との比較はできないが、今回は腹周りをふっくらと見せており、過去の写真と比較してもボリューム感が目立つ。トモの張りは良化していて、当日の体つきもチェックしたい1頭。

ノースブリッジ

牡5
[美]奥村武厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
アメージングムーン
母父:アドマイヤムーン
通算成績 14戦6勝[6-0-1-7]
前走時馬体重 500kg
詳細
寸評

モーリス産駒らしく、骨量・筋肉量が豊富。繋ぎはやや長く、クッションが利きそうな造りで柔軟性に富んでいる。跳びが大きいので、持続力を活かせる形がベスト。切れないが長くいい脚を繰り出すことができる。中山と東京の両方で重賞を勝っているが、馬体的には東京向きの印象。年齢を重ねるごとにボリュームアップして、胴詰まりのフォルムへと変化。現状は2200mよりも、1800~2000mのほうが力を出せそう。距離短縮は好材料。後肢の下腿部に血管が浮いていて、オールカマー時よりも馬体のコンディションは良化している。

ヒシイグアス

牡7
[美]堀厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
ラリズ
母父:Bernstein
通算成績 18戦7勝[7-5-0-6]
前走時馬体重 502kg
詳細
寸評

ハーツクライ産駒の中では胴周りにまとまりがあるタイプで、背中は短め。腹側のラインは後躯に向かって引き締まっており、後肢の飛節も程よくカーブ、バネ感十分。加速力に秀でていて、切れる脚を使えるタイプだ。一瞬の脚が活きる中山向きの印象も、うまくタメが利けば。しなやかな体つきで、高速決着よりは多少、時計の掛かる馬場のほうが合っているイメージ。年齢的な上積みは感じられないものの、体つきは緩むことなくキープ。肌ツヤも良く、体調面に関しては問題なさそう。

プログノーシス

牡5
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディープインパクト
ヴェルダ
母父:Observatory
通算成績 10戦6勝[6-2-1-1]
前走時馬体重 476kg
詳細
寸評

背中が短く、腹側のラインは後躯に向かって引き締まった体型。前後の連動性・伸縮性に優れた瞬発力タイプ。飛節にはバネ感があり、後肢自体も長め。いい脚を持続して繰り出せるのが本馬の武器。直線の長いコースは末脚を発揮させるのに適した舞台。比較的、腹袋の大きさが目立つ。母方をさかのぼると、Darshaan→Shirley Heights→Mill Reefと続く重厚なラインが形成されていて、母系の血が出ているのかも。高速決着よりはパワーを要する馬場が合うイメージ。2ヶ月半ぶりのレースでも筋肉の張りは上々で、ふっくらと見せはするが太め感はない。

イチオシ馬

ドウデュース

牡4
[栗]友道厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
ダストアンドダイヤモンズ
母父:Vindication
通算成績 9戦5勝[5-1-1-2]
前走時馬体重 508kg
詳細
寸評

元より筋肉量の豊富な馬だが、ひと夏越してさらにボリュームアップ。クビさし、胸前には厚みが出て、後躯の膨らみも増してきた。日本ダービー時の写真と比較しても、違いは明らか。背中周りにはまとまりがあり、飛節はカーブした「曲飛」の構造。回転の速いピッチ走法が特徴的で、一瞬の加速力・瞬発力は相当。ダービー馬ではあるものの、ガッシリとしたフォルムから現状は中距離がベスト。高速決着も得意で、東京芝2000mは好勝負できる条件が揃っている。見た目に緩く、余裕残しだった京都記念とは異なり、今回は休み明けでも抜群の張り感を示している。いきなり力を出せる状態に仕上がった。

やーしゅん
東京芝コースは高速傾向が顕著で、今年は1分56秒台の決着を想定。スピード勝負ならばこの馬のパワフルな馬体、筋肉量に注目です。ダービーをレコード勝ちしており、高速適性はイクイノックスを上回ると考えています。体型的にも現状は2000mがベスト。休み明けでも張り感は抜群、仕上がり良好です。
特注馬

ジャックドール

牡5
[栗]藤岡健厩舎

レース適性星
仕上がり星
モーリス
ラヴァリーノ
母父:Unbridled’s Song
通算成績 16戦8勝[8-2-0-6]
前走時馬体重 516kg
詳細
寸評

筋肉質で骨格のバランスも整っている好馬体の持ち主。飛節は地面に対して垂直に伸びた「直飛」で、ストライドが綺麗に伸びる。広い東京コースは合っている舞台といえそうだ。胴周りはまとまりを感じさせ、仕掛けてからもひと脚を使うことができる。トモは横広で、肉付きがいい。スピードの持続力・高速適性は高いため、東京芝2000mは力を出せる好条件。体つきにメリハリがあって、筋肉の輪郭がハッキリと浮き上がり、馬体の張りは近走でも一番といえるくらいの状態。

やーしゅん
高速馬場の2000m戦はこの馬が最も得意とする舞台。天皇賞(秋)への適性は本来高いはずです。今回は中間の攻め内容が強化されていて、1週前の立ち写真を見ても、後肢の張り感はグンと良化。今シーズン一番のデキと見ています。昨年は特殊な展開に泣きましたが、今年は巻き返しに期待できそうです。

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