今年も豪華な顔ぶれである。昨年の牡、牝3冠馬に敵わなかった馬達であるが、その戦いぶりに固唾を飲んで観ていたあの昨年の高ぶる心を思いだす。早くコントレイルにデアリングタクトの戦いを観たいと思えてきた。

ダービー3着のヴェルトライゼンデ、菊花賞でコントレイルにかなり迫ったアリストテレスサトノフラッグも侮れない。そしてオークスでデアリングタクトに肉薄したウインマリリン。エリザベス女王杯でも古馬陣に混じって最先着の若駒である。この53キロは魅力だろう。斤量で言えばサトノフラッグの56キロ。G2勝利での1キロ増しで、この1キロが微妙に響かないか。

やはりアリストテレスに期待だろう。母ブルーダイヤモンド、その母グレースアドマイヤは、あのバレークイーンの子供でフサイチコンコルドに繋がる。ダンスインザダークを破って勝ったダービーは見事だった。その血が脈々と繋がるアリストテレスだ。今年の活躍が大いに期待できる。


【日経新春杯の回顧】

21年1/17(日)1回中京6日目11R 第68回 日経新春杯(G2、芝2200m)
  • ショウリュウイクゾ
  • (牡5、栗東・佐々晶厩舎)
  • 父:オルフェーヴル
  • 母:ショウリュウムーン
  • 母父:キングカメハメハ

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ショウリュウイクゾの重賞出走は、2歳時の京都2歳S(G3)だけ。新馬戦を阪神で勝った後の5ケ月ぶり。新馬戦と同じく浜中騎手が乗って5着。その時の勝者がクラージュゲリエだが、1秒離されていた。ほぼ一年前の京都で2勝クラスを勝ち、昇級して3勝クラスでも善戦はしていた。

2戦前ではアドマイヤビルゴと対戦して2着。その時の斤量ではアドマイヤビルゴが54キロ、ショウリュウイクゾが56キロ。年齢的なハンデがあったにしろ、ショウリュウイクゾも重くつけられていたのが判る。そして今回はアドマイヤビルゴが56キロに対して、ショウリュウイクゾは53キロと随分と差が出た。と、後で判るのが残念。そこだけでも着眼点があればと。

ショウリュウイクゾのレースぶりは堂々と3番手の外めを追走して、直線でバテだしたダイワギャグニーを尻目にジワジワと伸びての勝利。同じ位置にいたアドマイヤビルゴ、ヴェロックスがまったく伸びないのに、その少し後ろの外めにいたクラージュゲリエが伸びて3着。最後方から進めていたミスマンマミーアが、大外を鋭く伸びて2着。1頭だけ目立つ脚色であった。ヴェロックス9着、アドマイヤビルゴは10着。私が先週のこの重賞展望で中心視していたダイワギャグニーに至っては、12着とサッパリだった。

土曜の昼過ぎに中京競馬場でも雨が降っていた。それまでと馬場状態が微妙に変わったのかも知れない。砂埃が画面からでも見える程だったのが、それほどでなくなった。それは日曜になっても変わらずで、全体に水分を含んだそれになったのかも知れない。だから外を通った馬の伸びが違っていたのかも知れない。だが、それなら全体の馬が直線での入り方を真ん中を選んだはず。ここは当事者でないと判らない。

団野騎手もショウリュウイクゾも重賞初勝利。母親のショウリュウムーンは重賞3勝馬。その子供での重賞制覇。団野騎手を応援して来た佐々木晶三師、満面の笑顔が浮かびそうである。