
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
祝福されたもの
2026/10/15(木)
皆様、こんにちは!すっかり秋めいた気候に油断していると突然暑さがやってきたりとびっくりする気候となっています。また近所の小学校では運動会の練習が始まり沢山の歌が流れてきて、子供たちの声を聞いて元気をもらっています。

こちらも皆様の声援に元気をもらい走っている競馬の話をしましょう。3日間開催で特に気になったレースは東京競馬場で行われたアイルランドTでした。勝利したのは川田君とカムニャックのコンビ。川田君にとっては久しぶりと言われてしまう半年以上ぶりの重賞制覇となりました。
レースはセキトバイーストが2番手から一気にハナへ行き、57秒9というハイペースでレースが構成されました。ここを見てマイルを使っていたジョスランとルメール、牝馬特有のメンタルが心配だったカムニャックにとっては恵まれたレースの形となりました。
一気に前が止まる中、捕まえにいった2頭の叩き合いをカムニャックが制しました。東京競馬場は相性がいいのもありますし、流れがかみ合ったこともありますが、大外枠から勝ちきったことは馬にとっても自信になる勝利だったと思います。

今週は牝馬3冠最後の秋華賞が京都競馬場で行われます。残念ながらジュウリョクピエロは出馬を取り止めましたが、話題となるほどの強さモンローウォークが出馬してきます。圧倒的な走りでここまで上がってきましたが、G1でもと期待してしまいます。
ここでデビュー2年目の田山君がバースデイフライトでG1初騎乗になります。人気は無さそうですが、G1の空気を騎手として味わうのは特別なものがあります。これからの騎手人生の確実な一歩となるでしょうし、印象に残る一撃を期待しています。京都競馬場で大きな声援をよろしくお願いいたします!
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。




