'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!

1月19日時点1712勝
3歳重賞を連勝!AJCCはマイネルエンペラーと初コンビ
2026/1/23(金)
クラシックを目指す面々が集まった京成杯は継続騎乗だったパートナーを重賞初勝利へ導いたが、続く水曜に行われたブルーバードCも制し、自身にとっては久しぶりとなる交流重賞での勝利となった。
中山最終週はテン乗りの馬で重賞に挑むが、中山芝2200mコースと言えば、昨年、好成績を挙げた舞台でもある。相性の良さに期待だ。
日曜のメインは昨年好相性だった中山芝2200m戦
——今週もよろしくお願いします!中山は最終週となりますけど、まず、ジオストラテジーは新馬では4着でしたが、いかがだったでしょうか。
戸崎:新馬戦としては、上手に走ってくれていたなとは思います。あとは一度使った上積みに期待したいですね。
——そのジオストラテジーに勝ったのがクラウトロックでしたが、こちらは追い切りに騎乗されました。
戸崎:新馬は強い内容だったと思います。ただ、追い切りの動きはもう一つかなと感じました。そのあたりがどうですかね……。比較がないので、これでも走ってくれることを願います。
——ヴィンブルレーは昇級しても好走しましたね。
戸崎:東京でどうかと思っていたところ、上手に走ってくれたので、そのあたりは成長を感じました。今回は勝った条件ですし、また期待したいですね。前回の内容では、不器用な面も少し変わってきたように感じるので、中山でもいい走りをしてほしいです。
——タイセイリコルドに続けて乗られますね。
戸崎:長い休み明けでしたけれども、しっかり走れていたとは思います。体はだいぶ緩いタイプなので、そのあたりが良くなってくるともっといいかなと思うんですけど。
——サノノワンダーは2戦続けて中山に臨みます。
戸崎:前走の中山もコース適性としてどうかと思っていましたが、上手に走ってくれました。大外が良かったという理由もあるかもしれないですが、このような競馬ができれば、再びいい走りをしてくれるかなと思います。
——シャドウメテオは取り消しを挟んで3連勝ですね。
戸崎:前走は想像していたよりも馬が良くなってきました。連勝できているので、この勢いで、とは思うのですが、クラスが上がっているのでそのあたりの差がどう出るか、気になるところです。
——アセンブリールームはいかがでしょうか。
戸崎:前走は勝った馬が強かった印象でした。勝たせてもらった時よりも馬も成長していますし、チャンス十分かなと思っています。
——日曜ではスタンリーテソーロはいかがでしょうか。
戸崎:1200mでは乗ったことがありませんが、走れているようですね。僕としては条件的にいいとは思っているので、イメージは湧くところです。
——アメリカジョッキークラブカップ(G2)はマイネルエンペラーとなりました。
戸崎:すごく乗りやすいと聞いているので、不安なく乗れると思います。中山でも重賞を勝てていますし、この馬の良さを引き出せるように頑張りたいなと思います。
京成杯&ブルーバードCと連勝!
——そして、この話題を先にしたいところでしたが、重賞を連勝、おめでとうございました!京成杯(G3)はグリーンエナジーで勝利されましたね。
戸崎:ありがとうございます。走る気が強い馬で、テンションが気がかりになっていましたが、今回は一番落ち着いている感じはしました。イメージとしてはもう前目に付けて、というプランだったんですけど、スタートしてからの勢いがあんまりなかったので、あの位置で競馬をする形にしました。
終始手応えは良かったですし、折り合いに気をつけつつ運びましたね。スタートに関しても、まだ体が緩い分、勢いに乗っていけないタイプではありますかね。
道中はずっと手応えが良いですし、持ったまま4コーナーも迎えられて、あとは進路だけだったのですが。上手くバラけてくれてスムーズに進路を見つけられたので、しっかり反応して伸びてくれました。
——今回の課題であったテンション面は、確かに調教を見ているとそういう雰囲気もしましたし、向正面の雰囲気も少しそんな兆候は見られました。精神的に成長があったから我慢が利いたという感じだったのですか?
戸崎:いや、今までも我慢は利いてはいたので。今回も最後に弾けたので大丈夫だったと思います。
——では、これを詰めて使ったりしたら、また難しさはまだ出る感覚はありますか。
戸崎:そこはおそらくずっと付き合っていくところかなと思います。
——先ほど位置取りの点は仰っていましたけど、ああいった位置になるとは想定されていましたか。
戸崎:想定はしていなかったと言えば、していないですかね。そこは馬の気持ち次第なのかなと思いますね。
——去年以来のレースでした. 体質的な面の変化はいかがだったでしょう。
戸崎:そこまでガラッと変わってきている感じではないですけど。良くなっているとは思います。
——ラストのキレ味は、手応え的にある程度これだけ弾けるっていう感触はあったのですか。
戸崎:手応えは良かったので。まだキャリアも浅いので、そこまで確実には、ではなかったです。しかし、いい脚でしたね。
——結果的には力を出し切れなかった馬もいましたけど、それなりの期待馬もいた中での勝利でしたけど、今後へ向けていかがでしょうか。
戸崎:重賞を勝てたことで、夢は広がるのかなと思います!
——そして、ブルーバードカップC(Jpn3)はフィンガーと制されました。
戸崎:前走の勝ちっぷりで期待は持てる走りをしてくれていました。間隔はそんなになかったですけど、馬も元気いっぱいでしたし、力を出してくれたと思っています。
——ナイターなどの初めての環境っていうのはいかがだったのでしょう。
戸崎:特に問題なかったと思います。地方競馬の砂にも対応してくれましたね。
——枠順に関しては大外となりましたけど、こちらはいかがでしたか?
戸崎:競馬ができる馬なので、特にどこが良いとかっていうのはあんまりなかったですね。あとは周りとの兼ね合いでしたね。
——3歳重賞を両方とも勝利と、今年も流れは良さそうですけど。
戸崎:そうですね、良い馬に巡り合えて、すごく幸せを感じています!
——その他のレースですが、エコロアゼルはそれなりに速い流れについていって2着でした。
戸崎:もう、ゲートの中からレース全体を通しても、僕が手の内に入れられていないなっていうのがありました。
ゲートの中がうるさいので仕方ない部分もあるのですけど、落ち着かせられなかったりとか、道中も折り合いを付けられなかったりとか。その中で2着と好走しているので、そのあたりが上手くいったらもっと良かったかなとは思っています。
——見た目にはそこまでに見えなかったので意外な見解です。しかし、こういったタイプにしては、周りに囲まれても問題ないタイプなんですね。
戸崎:なかったですね。前もそういう走りをしていましたしね。
——勝ち馬は強かったですけどレイバックスピンは1番人気で2着でしたね。
戸崎:イメージ通りに競馬はできたかなと思います。もう少し手応え良く走ってくれるかなとは思ったのですが、その中でもしっかり頑張ってくれているなと思います。
——1番人気になっていたヴァンヴィーヴはどうだったでしょうか。
戸崎:勝ちきれないのが続いていますけども、追ってからが、もう少しやっぱり沈んでくれるともっと良くなるのですが……。それでも今回は勝てたかなという態勢から、一頭強かったですね。
——ミライヘノカギは連戦続きでしたが、いかがだったでしょうか。
戸崎:返し馬に勝った時のようなリフレッシュさはなかったなっていう印象でした。道中は、すごく左にモタれるところが出ていたので、勝った時とは全く違う走りになっていましたね。
——エデルクローネはいかがだったでしょうか。
戸崎:距離は短いほうがいい、長かったのかなという感覚です。フットワークとか見てもそうかなと思います。
——最後に止まったという走りでしたね。そして、メッエフアパラで勝利されました。
戸崎:上手くいったかなと思います。少し出負けはしたのですけども、ポジションも上手いこと取れて、道中と最後と、そこの内容は良かったと思います。
——サントマーレは力が上に映りましたがいかがだったでしょうか。
戸崎:砂を被って嫌がっていたので、被らない位置で走らせました。あとはしっかり反応もして伸びてもくれたので、勝つことができてよかったです。
——2月はサウジアラビアのインターナショナルジョッキーズチャレンジに出場することが発表されましたね。次週もよろしくお願いします!
戸崎:よろしくお願いします!
プロフィール

戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングという快挙を達成した。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。2025年5月よりYoutubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設。





