
'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
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6月22日時点1738勝
今週から福島開催へ!帝王賞はミッキーファイトに再び騎乗!
2026/6/26(金)
福島開催が幕を開け、夏競馬がいよいよ本格化する今週。戸崎圭太騎手にとっても注目の一戦となるのが、次週に控える帝王賞だ。かつて手綱を取ったミッキーファイトとの久々のコンビ復活が決まり、大舞台に向けて期待が高まる。中間、追い切りに騎乗してはいないが、客観的に見ていた姿、再タッグだからこそ見えてくる成長や変化とは――。福島での手応えとあわせ、現在地と勝負の展望に迫る。
条件替わりが焦点となるラジオNIKKEI賞
——今週もよろしくお願いします!福島開催が始まり、土曜日はアオイミズホに騎乗されますが、まずはこちらからいかがでしょうか。
戸崎:よろしくお願いします。スタートがポイントなのですが、ダート発進の方が勢いはついているかなという印象です。ゲートを出て自らの形というか、前のポジションをつけられればいいなと思っています。
——それにしても前回は、その前のレース(2走前)は何だったのか、というスタートでしたが。
戸崎:2走前はうまく行き過ぎました。外から入ってこられずに、ゲートが遅いままで行けたという内容なので。一般的にゲートが遅い馬はだいたい前に入られてしまうケースになりますからね。だから、外枠の方が競馬はしやすいです。
——枠順に注目ですね。エバーシャンティは3戦連続となります。
戸崎:すごく上手な競馬をしてくれるのですが、あとは勝つことだけですね。条件は変わりますが、特に問題はないかなと思っています。
——久しぶりですが、再びハニーコムに騎乗されます。
戸崎:馬格があってパワーがあるというタイプではないのですが、すごく軽い走りで、いい印象は持っています。
——サトノワーグナーは3戦連続、4度目の騎乗となります。
戸崎:ベスト条件は東京の1400mかなとは思っているのですが、この条件(1150m)がどう出るか、頑張って走って欲しいですね。
——ボウウィンドウは昨年の秋に乗られましたが、戦歴的には、現状でもうそろそろという感じはしますが、いかがでしょうか。
戸崎:乗りやすい馬です。体も緩くて線も細い感じがしていたので、そのあたりが成長してきていることを楽しみに騎乗したいと思います。
——こちらも久しぶりですが、エクリプスルバンは印象にありますか。
戸崎:福島は初ですが、この1700mの条件はすごく合っているのかなという印象です。近走成績もいいので楽しみですね。
——そしてラジオNIKKEI賞(G3)ではスカイスプレンダーに騎乗されます。
戸崎:怪我をしてしまって間が空いてしまったのですが、前走もいい勝ち方でした。タフで強い内容で勝たせてもらったなという感じです。その前走は広いコース、長い脚という競馬で、条件替わりがポイントになるかなとは思っています。
——早い段階からこの馬に乗られることが明らかになっていた気がするのですが、能力を感じる勝ち方でしたか。
戸崎:能力は感じますね。
——それでも、やはりコース替わりと距離短縮というところが焦点になるかと思いますが、それ以前は1800m、2000mでも走っていましたが、どちらかといえばやはり長い距離の方がいいのでしょうか。
戸崎:そうですね。適性としては長い方がいいと思います。
——あとは気性的に何か気になることなどは、この馬にはありますか。
戸崎:まだ若さが感じられるくらいで、そういうところがゲート内だったりスタートだったりにつながっているのかなと。そこも今度は違ってくるかもしれませんね。
上位人気馬も不運の道悪に
——先週の府中牝馬ステークス(G3)のテレサは、早々と手応えが怪しくなってしまいましたね。
戸崎:戦前、道中は前に壁を作った方が折り合えるということで、そういう形でいけました。一瞬の脚といいますか、どちらかと言えば短い脚のタイプということだったので、そんなイメージでは行きました。スタートは良くて、取ろうと思えば前のポジションは取れたのですが、壁を作った方がいいなどの条件もありましたので、ああいう形に。
ただ、すごく折り合いがついていたと思っていたのですが、3コーナーくらいから手応えもなくて、おそらく馬場で気を削がれたのかなという感じです。すごく乗りやすかったので、まともだったらもっと上位にいけるはずなので、敗因はそのあたりかなとは思います。
——タカスタカスタカスは、1400mでは実績がまだなかったですが、1番人気になりました。
戸崎:使いつつ、より1200m寄りになっているのかなという印象はありました。スタートでもう一息だったので、いつもの形が取れるのかなと思っていたのですが、その後は進路を取れました。前半は行きたがる面を見せていたかなと思うのですが、それでも我慢してくれて、いい馬でした。
——モートンアイランドはどうだったでしょうか。
戸崎:こちらもいい形でいけていたのですが、4コーナーの少し緩いところに入った時に脚を取られて、そこで手応えがなくなってしまいましたね。軽いというか、乾いている馬場の方がよりこの馬の良さは出そうな感じがします。
——能力はあるのでしょうが、走り方を見ていたら道悪は合わないのでは…と見ていました。ヴンダーバールは使いつつ気持ちも煮詰まってきた感じですか。
戸崎:前走から少しゲートも良くなかったみたいなのですが、今回はゲート裏でも駐立も落ち着いていましたし、良かったなと思っていたのですが、本番では入ってから立ち上がる素振りというか、「馬がわかっている」気がしますね。テンションでやっているというよりは、本当に煮詰まってきているのかな、という感じがします。ただ、いい馬です。リフレッシュすればチャンスはあると思います。
——ルヴァンユニベールは上位人気に支持されました。
戸崎:思ったよりも前半はついていけて、流れに乗れていたかなと思うのですが、勝負どころで早くなってからがついていけなくなってしまいましたね。この馬は時計も速かったですし、力のいる馬場の方が合っているとは思います。
——レパードステークスでは脚抜きのいい馬場で走っていましたが、現状は乾いた馬場の方がという感じになりますか。
戸崎:その方がいいと思います。
——先週のダートは特に外枠の馬には相当厳しい条件でしたね。
戸崎:そうですね。それだけ脚抜きも良かったですからね。
——ダービー馬の弟として知られるチャリングクロスはいかがだったでしょうか。
戸崎:いい馬でした!それに乗りやすかったです。まだ体の緩さもありますし、成長できるのかなとは思っています。まだまだ奥がありそうですよ。
——最後にサクラドールはいかがだったでしょうか。
戸崎:枠も枠でしたので……。
——ですねえ、先行馬も少なく、絶好すぎるなと思いましたけれども。
戸崎:そうなんですよね。勝ち馬は強かったですね。頑張ってはくれていますけれども。
騎乗依頼を意気に感じるミッキーファイト
——その先に重要なのが、次週行われる帝王賞(Jpn1)ですが、昨日発表されました通り、ミッキーファイトで挑まれることになりました。久しぶりのコンビとなりますが、再度騎乗されることに対しての心境はいかがでしょうか。
戸崎:そうですね。乗らせてもらっている時も期待している馬でした。その後の活躍をしている中で、またこうして騎乗できるということですが、時間も経っていることなので、馬の変化ですかね。成長しているだろうと思いますし、そのあたりを楽しみに騎乗したいなと思っています。
——昨年のフェブラリーステークスを境に乗られなくなりました。その時点ではG1タイトルはまだなかったわけですが、「ここがこうなったらもっと良くなりそうだな」というところはありましたか。
戸崎:緩さがある馬でしたので、その辺は改善されるといいのかなと思っていました。あとはスタートだったり、二の脚だったりというのも、緩さでちょっと勢いがつかないところもあるのかなと思います。その後を見ていると、しっかり前のポジションでも競馬ができているのを見ると、成長しているのかなと感じてはいます。
——緩さというところは、成績の割に度々指摘されていた部分ではありましたよね。スタートという点に関しては、東京大賞典などはちょっと伸び上がるような感じに見えたり、JBCも少しそういう傾向もあるかなという感じはするのですが、やはりまだまだそこは若干の怪しさがあるかなという感じなのでしょうか。
戸崎:昔は出て行けなかったというのが目立っていました。そんなところがあって、多分最近はゲート内での駐立があまり良くないのかなという雰囲気を、見ていて感じます。ただ、そこからのリカバリーはだいぶ利くようになっているという感じです。
——クリストフ(・ルメール)さんによると、1800mがベストということを言っていたかと思います。
戸崎:僕もその感触はあります。ベストということだとそうかなと感じます。ただ、別に1600mでも2000mでも好走しているように、ダメというわけではないですからね。東京のワンターンの1600mはちょっと分が悪いかなとは思っています。
——ただ、帝王賞ということに関しては、昨年も勝ったように決して悪い条件ではないと捉えていいでしょうか。
戸崎:そうですね。
——あと現時点では分かりませんが、馬場状態など、こういう条件の方がいいというのはありますか。
戸崎:特にないですかね。
——戸崎さん自身、地方交流は絶好調なので。
戸崎:そうですね。なんとかその勢いで……。
——厳密に言えば上半期ではないですが、実質上半期の最後のようなレースですからね。そして、明日はワールドカップの日本戦がありますね。
戸崎:見ようと思っています。1試合目も5時から起きて見ていたので。
——おっしゃっていましたね。
戸崎:何か注目している選手とかいらっしゃるのですか。
——いや、特には、ですかね(笑)。勝ち上がってくれるといいなというのはあります。かなり注目度も高いですし、今大会はどんな結果になるか楽しみですね。
戸崎:盛り上がっていますよね。
——今週の戸崎さんは某所で現場をにぎわせたようですね(笑)。
戸崎:そうですね(笑)。
——内容もいつ明かされるか楽しみです。今週もありがとうございました!
戸崎:ありがとうございました。
プロフィール

戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングという快挙を達成した。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。2025年5月よりYoutubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設。




