来年のクラシックホースがこの中にいる!6月の第1週から来年のクラシックへ向けた2歳新馬戦がスタートする。2018-19シーズンは、以下のように夏までにデビューした馬たちが3歳春のG1、重賞でも好走した。

主な現3歳世代・有力馬のデビュー

馬名 デビュー
サートゥルナーリア 6月10日(1着)
アドマイヤマーズ 6月30日(1着)
グランアレグリア 6月3日(1着)
ダノンファンタジー 6月3日(2着)
アドマイヤジャスタ 6月24日(2着)
ケイデンスコール 6月30日(2着)
カテドラル 7月8日(1着)
コントラチェック 7月8日(2着)
クラージュゲリエ 7月29日(1着)
ヴェロックス 8月5日(1着)
ロジャーバローズ 8月18日(1着)

クラシックや3歳春のG1を狙うためには、早い段階での賞金加算が不可欠。賞金を積んでおけば、余裕を持ったローテーションを組むことができる。競馬ラボでは、近年のトレンドになっている「早期入厩」「早期デビュー」にポイントを絞って、今年も「厳選2歳馬リスト」を公開。昨シーズンはサートゥルナーリア、グランアレグリア、ヴェロックスなどを取り上げた当コーナーで、POGも馬券も勝利をつかめ!

【関西馬編】

リメンバーメモリー (牡、栗東・佐々晶厩舎)

リメンバーメモリー

【編集部コメント】新種牡馬キズナの子として早くから注目を集めており、入厩後も順調。厩舎、馬主は父キズナと同じで、6月の阪神でのデビュー戦は武豊騎手で予定されている。夢の続きを見せてくれそうな1頭だ。

リメンバーメモリー

栗東トレセンで調整されるリメンバーメモリー

サトノインプレッサ (牡、栗東・矢作厩舎)

サプレザの2017

【編集部コメント】母は英G1・サンチャリオットS3連覇、日本でもマイルCSで3着があった名牝。ここまで競走馬としてデビューした姉2頭は母の実績を考えると物足りないが、今回は牡馬。ここまで順調にきているだけに一変もありえる。

キラモサの2017 (牝、栗東・友道厩舎)

キラモサの2017

【編集部コメント】母は豪G1・VRCオークス勝ち馬という良血馬。ダンジグ、ミスタープロスペクターとハーツクライに相性のいい母系、そして活躍馬の多い"アドマイヤ"の友道厩舎と、走りそうな条件が整っている。

エボカシオン (牡、栗東・橋田厩舎)

カルディーンの2017

【編集部コメント】母はアルゼンチンオークス勝ち馬という良血馬。兄達はまだ結果が出ていないものの、初めて父にハーツクライを迎えた。同産駒の当たりパターンである米国血統を多数保持する母との組み合わせで期待は高まる。

エボカシオン

セレクトセールで取引されたエボカシオン

スピニングワイルドキャットの2017 (牡、栗東・安田隆厩舎)

スピニングワイルドキャットの2017

【編集部コメント】全兄に京阪杯、シルクロードSを勝ち、今後のスプリント戦線を引っ張るダノンスマッシュが、伯父にBCマイルを勝ったウォーチャントがいる。1つ上の兄でディープインパクト産駒のロードゼウスは現在1勝も、再び父がカナロアに代わり、躍進が期待される。

シャルロワ (牝、栗東・梅田智厩舎)

シャルロワ

【編集部コメント】ハーツクライ産駒の5月生まれと一見晩成を予感させるプロフィールだが、母のフェアリーS勝ち馬フェリシアに似たのか仕上がりは早く、すでに坂路で52秒台の時計が出ている。母の最高傑作となるかもしれない。

チョウカイクリスの2017 (牝、栗東・谷厩舎)

チョウカイクリスの2017

【編集部コメント】4月に行われたブリーズアップセールでも評判が良く、栗東入りしてからも動きはいい。兄姉にダンツキャンサー、ダンツゴウユウと2頭のオープン馬がおリ、兄弟3頭目のオープン馬となっても不思議ではない素材だ。

リアアメリア (牝、栗東・中内田厩舎)

リアアメリアの2017

【編集部コメント】母は米G1・BCジュベナイルフィリーズ勝ち馬。本州移動も早く、ここまで順調、動きの良さがすでに評判になっている。中内田厩舎の早期デビューのディープ牝馬は昨年のダノンファンタジーと同じパターン。

サファリミスの2017 (牝、栗東・池江寿厩舎)

サファリミスの2017

【編集部コメント】母はアルゼンチン1000ギニーの勝ち馬。ディープ×ノットフォーセールという組み合わせは阪神JFを勝ったダノンファンタジーと一緒。昨年のセレクトセールで1億を超える高値で取引されており、早期からの活躍が期待される逸材だ。

サファリミス17

セレクトセールで取引されたサファリミスの2017

サトノユリアの2017 (牝、栗東・平田厩舎)

サトノユリアの2017

【編集部コメント】ファルコンS2着馬グルーヴィットにかなり近い血統構成。曾祖母は名牝エアグルーヴという名門牝系出身。キングマンボ系との配合からダービー馬ドゥラメンテなどが出ているように、相性はいい。早期から活躍してくるだろう。

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