いよいよダービー!最終週に勝利の凱歌を上げる馬は!?
2019/5/19(日)
いよいよ日本ダービー、そしてPOGの最終週。ダービーはもちろん未勝利戦に至るまで、POG持ち馬へ最後の声援を送りたい。そして2歳馬は、金子真人HD&友道厩舎ゴールデンラインのポタジェが入厩している。
5月25日(土)
【京都】
◆500万下(ダート1800m)
プチティラン
母は交流重賞を3勝とダートで活躍。この馬もデビューからダートを使い、4戦目で初勝利。格上げ初戦になるが、血統的に上積みはまだまだ見込め、ここも好勝負を期待。
◆未勝利(芝1600m)
マルシュロレーヌ
祖母は桜花賞馬キョウエイマーチ。半兄はアヴニールマルシェ(重賞2着2回)、グレナディアーズ(5勝)、半姉サンブルエミューズ(芙蓉S1着)。新馬戦は先行して2着。2戦目は後方から追い込んで2着に来ている。間隔は少し開いたが、その間に未勝利のメンバーも落ちており、チャンスがまわってきた。
◆未勝利(牝、芝2000m)
テメノス
デビューから3戦して3、2、3着。3戦すべてで最速上がりをマークしており、川田騎手に乗り替わる今回は、初勝利の可能性が高まっている。
【東京】
◆500万下(芝2400m)
エデリー
前走の新緑賞は、パラダイスリーフのクビ差2着。後続は6馬身も離しており、相手が悪かった。「暖かい時期になって体調は確実に上向いている。広い東京向きで、ここで2勝目を決めたい」と津曲助手。ダーレーの一番馬と言われた評判馬も未だ1勝。POGファンとしては、最後の最後に2勝目を決めてもらいたい。
◆未勝利(ダート1600m)
ポルトラーノ
母はエルフィンS勝ち馬。エアグルーヴ一族でPOGでも人気になったが、気性難でセン馬になっている。新馬戦は2着も、ここ2戦は不調。芝の瞬発力勝負は合わないということで、今回はダートに挑戦する。鞍上はレーン騎手。
5月26日(日)
【京都】
◆白百合S(芝1800m)
アイリスフィール
ここまで3戦2勝。オークスに登録も、除外でここへ回ってきた。唯一の黒星であるフラワーCは6着も、位置取りが悪かったためで、最速上りをマークしている。2勝はともに好位で進めており、ここも好位付けなら大崩れは無さそうだ。
ヴィント
ダービーにも登録しているので、抽選で通れば大舞台へ向かうことになろう。現在2連勝中。1800mをともに1分46秒台で走っており、もう少し時計を詰められれば、このレースでも上位は窺える。
グラディーヴァ
オークスを除外され、このレースへ。前走の矢車賞では、単勝1倍台の良血馬クードメイトルを抑えて2勝目と内容の濃いレースだった。エアグルーヴ一族でまだまだ成長を見込める馬。秋へ向けて、加速をつけたい。
◆未勝利(芝2400m)
アテンポラル
半兄にタンタアレグリア(AJCC勝ち馬)、半姉パララサルー(オープン特別2勝)。デビューとなった前走は、経験馬を相手に2着と血統馬らしく好レースを見せた。「経験馬相手の初戦が好内容。レース後の回復も順調だったので、同じ舞台で再度期待したい」と兼武助手。叩いた効果も大きく、2戦目で勝ち上がりたい。
レッドレイル
新馬戦は1番人気も6着。続くレースも11着と精彩を欠いたが、3戦目で4着と前進。そして前走は3着と、初めて馬券圏内に入った。「距離を延ばしてから内容は良くなっている。中1週だが京都コースの適性は高く、ここでひとつ勝たせたい」と辻野助手。更に1F延長の距離を味方に、成績を伸ばしたい。
◆未勝利(芝1800m)
ジュベルハフィート
半姉リバティハイツ(フィリーズレビュー勝ち馬)。12月の新馬戦は1番人気も5着。その後は骨膜が出て休養。更に骨瘤で復帰が遅れ、約半年ぶりの今回が2戦目となる。調教時計は1週前段階では地味だが、もともと時計は出ないタイプなので、それほど気にしなくてもいいかもしれない。
【東京】
◆500万下(芝1400m)
ブーザー
新馬戦の内容から2勝目は近いと思われたが、その後に5か月半の休養があり、復帰2戦も3、2着。新馬勝ちした舞台と同じ東京芝1400m戦を迎え、2勝目は近い。
◆未勝利(芝2000m)
ハーツイストワール
セレクトセールで1億円を超えた高馬も、デビューが遅く初戦は4月28日の東京芝2000mの未勝利戦。経験馬を相手に2着と、早くも高い資質を感じさせた。叩き2戦目で、ここは確実に勝利を掴みたい。
▼2歳馬新規入厩
グレイスフルダンス
半兄トーセンバジル(香港ヴァーズ3着)
ネージュフォレスト
全姉シュンドルボン(中山牝馬S勝ち馬)
ショウリュウハル(牝、ジャスタウェイ×ショウリュウムーン、栗東・佐々木厩舎)
母はチューリップ賞など重賞3勝。半兄ショウリュウイクゾは新馬勝ち。
ドゥーベ(牡、ダイワメジャー×トゥーピー、栗東・音無厩舎)
半兄サトノラーゼン(京都新聞杯勝ち馬、ダービー2着)、サトノクロニクル(チャレンジC勝ち馬)
トーセンオリジン(牡、ディープインパクト×トーセンブリリアン、美浦・宗像厩舎)
半姉トーセンベニザクラ(フェアリーS勝ち馬)
ウィンディスペル(牝、ディープインパクト×プラウドスペル、栗東・須貝厩舎)
半兄マジカルスペル(現5勝)、全兄グレートウォリアー(現2勝)
アドマイヤミモザ(牝、ハーツクライ×キラモサ、栗東・友道厩舎)
母はニュージーランドのG1勝ち馬
ロードシャムロック(牡、ロードカナロア×スピニングワイルドキャット、栗東・中内田厩舎)
全兄ダノンスマッシュ(シルクロードSなど重賞2勝)
ヴェニュセマース
おばムーンライドクラウドはG1を6勝、全欧古馬チャンピオン
エレガントチャーム(牝、ルーラーシップ×オリエントチャーム、美浦・菊沢厩舎)
半兄ペルシアンナイト(マイルCS勝ち馬)
ジュヌヴィエーヴ(牡、ディープインパクト×プラスヴァンドーム、栗東・中内田厩舎)
半兄はG1フランス2000ギニー勝ち馬
リンドブラッド(牡、ディープインパクト×ゴールデンドックエー、栗東・藤原英厩舎)
全兄アルバートドック(重賞2勝)、リライアブルエース(現4勝)
アージオン(牝、ロードカナロア×インナーアージ、栗東・安田隆厩舎)
母は4勝、母の妹にミッキークイーン(オークス、秋華賞勝ち馬)
ポタジェ(牡、ディープインパクト×ジンジャーパンチ、栗東・友道厩舎)
半姉ルージュバック(重賞4勝、オークス2着)
クロスキー(牡、ハーツクライ×リッチダンサー、美浦・国枝厩舎)
半姉コントラチェック(フラワーC勝ち馬)、バウンスシャッセ(重賞3勝、オークス3着)、半兄ムーンクエイク(京王杯SC勝ち馬)
プロフィール
山田 乗男 - Norio Yamada
厩舎育ちのPOG好きという変わり者。主なPOG実績として、過去にナリタブライアン、ビワハヤヒデ、ディープインパクト、オルフェーヴル、ブエナビスタ、ロジユニヴァース、ヴィクトワールピサ、アンライバルドら指名の実績を持つ。POG=超大物狙いということだが、その格高理論は仲間うちから一目を置かれている。有名競馬雑誌でPOGコーナーを担当中。