芝の新馬戦は、どこも良血馬が盛り沢山。ジェンティルドンナの全妹ダブルアンコールが出走の阪神マイル、クリソベリルの半弟ヴァーダイトが出走の阪神2000mは要注目。

12月14日(土)
▼中山芝1600m

ブライドグルーム(牡、ロードカナロア×フーラブライド、美浦・堀厩舎)
母は重賞2勝。1週前調教(以降も、調教は主に1週前のもの)、美浦ウッドで余力を残して5F67秒台、1F12秒台半ばの時計で、追走した新馬と併入。2週前にはウッド6F81秒台の好時計を出し、初戦から動ける態勢だ。鞍上はムーア騎手。

アッタヴァンティ(牝、ロードカナロア×シュプリームギフト、美浦・中川厩舎)
母は5勝、函館SS2着。小柄な馬体で飼い葉喰いも細いせいか、ウッド5F69~70秒台の馬ナリ調教が続くが、それでもレースが近づくにつれ徐々に負荷はかけられてきている。鞍上はマーフィー騎手。

ダイワセントライト(牡、LeHavre×ノッテビアンカ、美浦・菊沢厩舎)
母はフランスGⅠ3着。セレクトセール6480万円(税込)。美浦ウッドで5F68秒台、1F12秒台後半を余力十分にマークし、3頭併せを追走して最先着と、いい動きを見せている。

▼中山ダート1800m

カフェファラオ(牡、American Pharoah×Mary's Follies、美浦・堀厩舎)
「乗り込んでしっかりしてきたし、新馬戦から期待もできると思う。力強いタイプでダートもいいのでは」と森助手。調教は、美浦ウッドで強めに5F68秒台、1F12秒台後半。2週前にはサリオスと併せ、先行したとはいえ併入と、デビュー前の馬としては上々の内容を見せている。鞍上はムーア騎手。

バーナードループ(牡、ロードカナロア×ステラマリス、美浦・高木厩舎)
半兄セイリオス(5勝)、ルファルシオン(4勝)。祖母ステラマドリッドは、北米でGⅠ4勝。おばにダイヤモンドビコー(重賞4勝、最優秀古馬牝馬)。美浦ウッドで5F68秒台、1F12秒台半ばを強めの手応えでマーク。大きく先行したとはいえ、古馬オープンのマイネルサーパスに先着。2週前には、内目を一杯に追ったこともあり、美浦ウッド5F65秒台、1F12秒台前半の速い時計を出し、初戦から勝ち負けできる状態にある。鞍上はルメール騎手。

ファクトベース(牡、ゴールドアリュール×ウィッチフルシンキング、美浦・久保田厩舎)
半姉メーデイア(JBCレディスクラシック勝ち馬)、ロフティーエイム(福島牝馬S勝ち馬)。美浦ウッドで一杯に5F68秒台、1F13秒台半ば。まだ陣営が期待するほどに動けていないということで、直前の調教内容によってはデビューを延ばす可能性もある。鞍上は田辺騎手。

レッドカルム(牝、クロフネ×サイレントクロップ、美浦・奥村武厩舎)
母は2勝、祖母はサイレントハピネス(重賞2勝)。調教は坂路55秒3-13秒5。馬場が重く時計は目立たないが、3頭併せで優勢の動きを見せた。鞍上は石橋騎手。

▼阪神芝1600m

アドマイヤヴェラ(牡、カレンブラックヒル×コズミックショア、栗東・須貝厩舎)
祖母は北米GⅡ勝ち馬。「ここまで順調だし、ジョッキーにも感触を掴んでもらっている。スピードのある血統で、このくらいの条件が合っているはず」と須貝師。調教は、CWで抑えて5F68秒台、1F12秒台前半。もともと夏デビューを予定(6月の新馬戦を除外)して一度は作っているうえ、今回も11月半ばに坂路で52秒6を出し、他馬以上に仕上げは進んでいる。鞍上はスミヨン騎手。

ダブルアンコール(牝、ディープインパクト×ドナブリーニ、栗東・池江厩舎)
全姉ジェンティルドンナ(GⅠ7勝)、ドナウブルー(重賞2勝)。CWで一杯に5F67秒台、1F12秒台前半で、2連勝中のバイマイサイド(古馬3勝クラス)を追走し、1馬身程度先着。デビュー戦から勝ち負けを期待したい。鞍上は武豊騎手。

ヴェルサクルム(牡、キングカメハメハ×プランタンビジュー、栗東・西園厩舎)
おばにカレンチャン(GⅠ2勝)、おじにスプリングソング(京阪杯勝ち馬)。CWで終い重点に一杯に追い出され、5F69秒台、1F11秒台後半。2週前には坂路で52秒1-12秒3の好時計を出し、ほぼ態勢は整っている。鞍上は幸騎手。

イデアル(牝、ディープインパクト×プリンンセスオブシルマー、栗東・矢作厩舎)
母は北米でGⅠ4勝。12月7日のレースを予定も、動きが物足りず1週延ばして、当レースか、中山のマイル戦を視野に入れている。坂路で一杯に55秒9-12秒7。予定を伸ばしたが、まだまだ物足りず、更にワンランク上げたい。

ジュヌヴィエーブ(牝、ディープインパクト×プラスヴァンドーム、栗東・中内田厩舎)
半兄スタイルヴァンドーム(GⅠフランス2000ギニー勝ち馬)。栗東芝コースで5F65秒台、1F12秒で、併せたマテンロウディーバに遅れたが、同馬は新馬戦を快勝している。なお仕上がり状況によっては、翌週の阪神芝1400mにまわる可能性もある。

12月15日(日)
▼中山芝1800m

エターナルボンド(牡、キズナ×シュピッツェ、美浦・伊藤圭厩舎)
母は2勝、祖母シャピーラは、欧州でGⅠ2着。美浦ウッドで一杯に追われ、5F65秒台、1F12秒台半ばの好時計をマーク。デビュー勝ちへ向け、準備は整いつつある。鞍上は田辺騎手。

ファルマーテ(牝、ゴールドシップ×カルマート、美浦・戸田厩舎)
母は3勝(紫苑S1着)。美浦ウッドで5F66秒台、1F13秒台前半。終いは少しかかったが、全体時計は大きく詰めてきている。速い本数が少ないので、変わり身の余地はある。鞍上は武藤騎手。

▼中山ダート1200m

アルマセグレート(牝、ゴールドアリュール×シークレットルーム、美浦・高柳瑞厩舎)
半姉クラーベセクレタ(南関東2冠馬、NAR3歳最優秀牝馬)。美浦ウッドで強めに5F68秒台、1F12秒台前半と速い時計でフィニッシュ。1週前になって変わり身を見せてきた。鞍上は丸山騎手。

▼阪神芝2000m

ヴァーダイト(牡、ディープインパクト×クリソプレーズ、栗東・音無厩舎)
全姉マリアライト(GⅠ2勝)、半兄クリソベリル(チャンピオンズC勝ち馬)、クリソライト(交流GⅠ勝ち馬)、リアファル(神戸新聞杯勝ち馬)。「まだ成長段階だが素質を感じる。フットワークが大きくて芝向きの走りだし、実戦にいって更にいいと思う」と小林助手。調教はCWで内を回ったこともあり、6F80秒台(終い1Fは12秒台後半)の速い時計が出た。一つ上の兄クリソベリルは、先のチャンピオンズCを無傷の6連勝で制したばかり。この流れに乗りたい。鞍上は川田騎手。

ヒートオンビート(牡、キングカメハメハ×マルセリーナ、栗東・松田国厩舎)
母は桜花賞勝ち馬、半兄ラストドラフト(京成杯勝ち馬)。CWで一杯に追われ、5F67秒台、1F12秒台半ばで、併せた新馬に少差先着。外目をまわし、しっかり負荷もかけられている。鞍上はルメール騎手。

メラーキ(牡、ハーツクライ×レツィーナ、栗東・友道厩舎)
半姉アシャカダイキ(5勝)、半兄ハーベストムーン(鳳雛S1着)、ヴェラヴァルスター(青葉賞3着)。セリを通していないノーザンF生産馬で大塚亮一氏&友道厩舎と、背景がそそられる馬。CWで6F81秒台、1F12秒台半ばの時計マークし、同厩の既走馬ヒュッゲ、フライライクバードを追走し、余力を残して併入している。

▼阪神ダート1400m(牝)
オーサムゲイル(牝、キンシャサノキセキ×シーズインクルーデッド、栗東・高柳大厩舎)
半兄サンデーウィザード(新潟大賞典勝ち馬)、ヒーズインラブ(ダービー卿CT勝ち馬)。坂路で一杯に54秒0-13秒3の時計。直前はもう少し詰めたい。鞍上はマーフィー騎手。

ケリーズアリュール(牝、ゴールドアリュール×テルアケリー、栗東・武幸厩舎)
母は北米GⅠ勝ち馬。CWでやや一杯に5F69秒台、1F12秒台後半で、未勝利馬と併せて大きく先着している。鞍上は武豊騎手。