良いと思った事は試す!

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美浦・池上厩舎を訪ねると、馬房内に馬の体をさする女性が・・・。
スタッフに聞くと「馬のマッサージ師さんだよ」との事。

馬の体をさすっていたのは日本ウマ科ヒーリング・マッサージ協会の山縣(やまがた)真紀子さん。
アメリカで馬のマッサージを学び、帰国後に協会を設立した。
「馬が気持ち良いかどうかは、顔を見て判断します。気持ち良いと鼻を伸ばすんですよ。特に牡馬の方がまったりした顔をしますね」と穏やかに話す山縣さん。
特に凝りやすい箇所は「肩、背中、腰」。
疲れが溜まる場所は人間と同じようだ。

「レースに出走する前には、先生に来ていただいて1頭につき1時間ちかくマッサージしてもらっています」と池上助手。
ちなみに同厩舎が使用している馬服は、女子マラソンの高橋尚子選手をサポートしている事でもおなじみのファイテン製。
「営業の方に勧められて。いろいろ検討しまして、どのくらいの効果があるかは分からないけど、馬にとってマイナス面はないだろうと思って導入しました。価格は普通の馬服の倍以上しますが、馬にとって少しでもプラスになると思われる事は積極的に試してみます」
これが正解、という答えはなかなか見つけにくいが、厳しい競争を勝ち抜くため、管理馬の力を発揮させるために、関係者の試行錯誤は続いていく。