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若さタップリもヤマニンファラオが初戦から力を示す
2011/12/28(水)
土曜阪神7R
2歳新馬
芝外1600m
勝ちタイム1.38.0
ヤマニンファラオ(牡2、父ダイワメジャー・栗東・河内厩舎)
※※若さタップリもヤマニンファラオが初戦から力を示す
パドックで馬っ気を出して若い面をたっぷりと見せるヤマニンファラオだが、実戦に行く頃にはそれもすっかり収まり、直線では力強く外めを伸びての勝利。先に前に出た圧倒的人気トーセンホマレボシを、半馬身差かわしてのデビュー勝ちであった。ヤマニンファラオはケイコでの動きの良さをそのままに表して勝ったと思えるものであった・・。
パドックでオッズ板を見て、《これ程にトーセンホマレボシのオッズが高く、逆にヤマニンファラオの支持が低いのか~》と思わずビックリ。《ケイコではヤマニンファラオは実に良かったのにな~》と不安になってきてしまう。
周回の前半では、若さばかりを見せつけるヤマニンファラオに《大丈夫なのか~》と心配になるが、パドックを出て返し馬をする頃には、もう先ほどの不安はなくなった。
ゲートでは、ストームセンター、シンボリエクレールの出が今一つで、グランプリブラッドは出てからダッシュがつかなく、後ろめからの競馬となった。内からハートオブグリーンが出て行き、外からサウンドガガが行く。3番手にエレガントカクテルで、その後ろにトーセンホマレボシが内目のいいポジションだ。
2ハロンを行ったあたりで馬群はだいぶ固まってきて、トーセンホマレボシはさらに前へと間隔を詰めていく。ヤマニンファラオは中団の後ろ目で、傍にはシンボリエクレールにグランプリブラッドがいる。
3ハロンが近づくあたりで、一気にグランプリブラッドが前へと進出して行き、3番手グループの外へと並ぶ。その直後のインにトーセンホマレボシが内でジッとしていた。ヤマニンファラオはそこから2馬身後ろである。
あと1ハロン行くあいだにさらに馬群は凝縮してきて、内目をトーセンホマレボシが順位を上げる。外ではヤマニンファラオがかなり上がって行く。
4コーナーのカーヴに入るあたりではもう前は5頭が横並びとなり、一番外にヤマニンファラオの白い顔が見える。
カーヴを廻ってくるあたりでは、馬群の中にいるトーセンホマレボシの手がけっこう動いている。ややズブいのかも知れない。
外廻りから内廻りの4コーナーへと通過してくる頃には、外でグランプリブラッドが先頭を伺う感じとなってきた。内の空いた処をトーセンホマレボシが一気にステッキでうながして入ってきて先頭となる。
残り1ハロンとなるあたりでは、外ではヤマニンファラオ。中をグランプリブラッド、内目をトーセンホマレボシが、内外中とやや離れながらの追い合い。だが外のヤマニンファラオの伸びが優っていく。藤田Jのステッキも数回と入れられる。
一旦は先頭に立ったトーセンホマレボシを半馬身差してのゴールであった。3着には少し離れてグランプリブラッドであった。
パトロール・デビオで見ると、トーセンホマレボシは道中も何度か叱咤激励されている感じであった。これほどにズブさのあるディープインパクト産駒もなかなかいないと思える程。
上がり3ハロンが11.7~11.1~11.8とかなり切れを要求される流れであるが、そこの域に入る前から、かなり気合入れをしていたぐらいである。切れの点でヤマニンファラオに負けたが、半馬身差であり、今後もっと切れが増すなら大丈夫であろう。
そして勝ったヤマニンファラオ。まだまだ馬は若い様でもあるが、瀬戸口健担当さんは《最初に跨った時から背中が良かったんですわ~》と走る感触を語る。まずは初戦突破である。楽しみなとなる次走は来年のどことなるのであろうか。
日曜阪神5R
2歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.08.1
ショウナンタケル(牡2、父アグネスタキオン・栗東・北出厩舎)
※※追われて渋いショウナンタケル、初陣を飾る
ここも1000メートルを1.06.5と、ややユッタリな流れで通過した行く流れ。そこからは緩みのないペースとなった。結局は、逃げたブランクヴァースをショウナンタケルがかわした形だが、なかなか重厚な戦いぶりと思えるもので、3着だったゴーゴークリスを交えた、直線残り1ハロンの攻防は見所十分なもの。ケイコの良さをそのまま実戦でも出せたショウナンタケルの初戦勝ちであった・・・。
スタンド前からのスタート。中、外と悪くないゲートの出。しかし内枠有利で、最初の1コーナーに入るあたりではゴーゴークリスがいち早くたどりついたかの様に見えたのだが、外からブランクヴァースが一番前へと出て行く。ついでショウナンタケルも2番手につける。ゴーゴークリスが3番手で、2コーナーを廻っていく。3ハロンを39.9であり、いつもどおりにユッタリとした流れ。サンライズマハティとクイーンダンスが3番手に並んでくる。
3コーナーに入って行く時も、先頭と2番手ショウナンタケルの並びは変わらず。後の3番手に、再び内からゴーゴークリスが上がって行く。それを追う様にコパノウェルズが続く。
3コーナーから4コーナーの中間では、またサンライズマハティとクイーンダンスが最接近し、内のゴーゴークリスも間を詰めて行く。そのゴーゴークリスの手応えが抜群なのが見える。
4コーナーも、各馬がタイトに廻ってくる。内ピッタリとブランクヴァースが頑張っており、その外をショウナンタケルが馬体を並ばせる様にいる。その2頭の後ろで、ゴーゴークリスが前が開くのを信じて待っている感じだ。少し空きそうになってはまた狭くなっていく前の2頭の間隔。後ろも接近してきて外へ出すスペースも時間もなさそうである。
残り1ハロンを過ぎてもまだ前の大勢が決まらないし、3番手のゴーゴークリスも追えてない。
前の2頭がステッキを使って追い出してきた。もう2頭の間を割るスペースは完全にない。そうしているうちに、ゴーゴークリスも手応えが先ほどよりなくなっていく。むしろ前ではショウナンタケルの勢いが増して、ブランクヴァースを1馬身以上もかわしてゴール。結局は、最後の最後まで11秒台の切れが要求されるレースではなかった。バテないが、そう切れる訳でもないと言った脚色での戦いで、重苦しい戦いとも思えるものであった。これからクラスがあがって対応していける事であろう。
とにもかくにも、ケイコでかなりの動きを見せるショウナンタケルであり、面白い存在となりそうな予感である。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
2歳新馬
芝外1600m
勝ちタイム1.38.0
ヤマニンファラオ(牡2、父ダイワメジャー・栗東・河内厩舎)
※※若さタップリもヤマニンファラオが初戦から力を示す
パドックで馬っ気を出して若い面をたっぷりと見せるヤマニンファラオだが、実戦に行く頃にはそれもすっかり収まり、直線では力強く外めを伸びての勝利。先に前に出た圧倒的人気トーセンホマレボシを、半馬身差かわしてのデビュー勝ちであった。ヤマニンファラオはケイコでの動きの良さをそのままに表して勝ったと思えるものであった・・。
パドックでオッズ板を見て、《これ程にトーセンホマレボシのオッズが高く、逆にヤマニンファラオの支持が低いのか~》と思わずビックリ。《ケイコではヤマニンファラオは実に良かったのにな~》と不安になってきてしまう。
周回の前半では、若さばかりを見せつけるヤマニンファラオに《大丈夫なのか~》と心配になるが、パドックを出て返し馬をする頃には、もう先ほどの不安はなくなった。
ゲートでは、ストームセンター、シンボリエクレールの出が今一つで、グランプリブラッドは出てからダッシュがつかなく、後ろめからの競馬となった。内からハートオブグリーンが出て行き、外からサウンドガガが行く。3番手にエレガントカクテルで、その後ろにトーセンホマレボシが内目のいいポジションだ。
2ハロンを行ったあたりで馬群はだいぶ固まってきて、トーセンホマレボシはさらに前へと間隔を詰めていく。ヤマニンファラオは中団の後ろ目で、傍にはシンボリエクレールにグランプリブラッドがいる。
3ハロンが近づくあたりで、一気にグランプリブラッドが前へと進出して行き、3番手グループの外へと並ぶ。その直後のインにトーセンホマレボシが内でジッとしていた。ヤマニンファラオはそこから2馬身後ろである。
あと1ハロン行くあいだにさらに馬群は凝縮してきて、内目をトーセンホマレボシが順位を上げる。外ではヤマニンファラオがかなり上がって行く。
4コーナーのカーヴに入るあたりではもう前は5頭が横並びとなり、一番外にヤマニンファラオの白い顔が見える。
カーヴを廻ってくるあたりでは、馬群の中にいるトーセンホマレボシの手がけっこう動いている。ややズブいのかも知れない。
外廻りから内廻りの4コーナーへと通過してくる頃には、外でグランプリブラッドが先頭を伺う感じとなってきた。内の空いた処をトーセンホマレボシが一気にステッキでうながして入ってきて先頭となる。
残り1ハロンとなるあたりでは、外ではヤマニンファラオ。中をグランプリブラッド、内目をトーセンホマレボシが、内外中とやや離れながらの追い合い。だが外のヤマニンファラオの伸びが優っていく。藤田Jのステッキも数回と入れられる。
一旦は先頭に立ったトーセンホマレボシを半馬身差してのゴールであった。3着には少し離れてグランプリブラッドであった。
パトロール・デビオで見ると、トーセンホマレボシは道中も何度か叱咤激励されている感じであった。これほどにズブさのあるディープインパクト産駒もなかなかいないと思える程。
上がり3ハロンが11.7~11.1~11.8とかなり切れを要求される流れであるが、そこの域に入る前から、かなり気合入れをしていたぐらいである。切れの点でヤマニンファラオに負けたが、半馬身差であり、今後もっと切れが増すなら大丈夫であろう。
そして勝ったヤマニンファラオ。まだまだ馬は若い様でもあるが、瀬戸口健担当さんは《最初に跨った時から背中が良かったんですわ~》と走る感触を語る。まずは初戦突破である。楽しみなとなる次走は来年のどことなるのであろうか。
日曜阪神5R
2歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.08.1
ショウナンタケル(牡2、父アグネスタキオン・栗東・北出厩舎)
※※追われて渋いショウナンタケル、初陣を飾る
ここも1000メートルを1.06.5と、ややユッタリな流れで通過した行く流れ。そこからは緩みのないペースとなった。結局は、逃げたブランクヴァースをショウナンタケルがかわした形だが、なかなか重厚な戦いぶりと思えるもので、3着だったゴーゴークリスを交えた、直線残り1ハロンの攻防は見所十分なもの。ケイコの良さをそのまま実戦でも出せたショウナンタケルの初戦勝ちであった・・・。
スタンド前からのスタート。中、外と悪くないゲートの出。しかし内枠有利で、最初の1コーナーに入るあたりではゴーゴークリスがいち早くたどりついたかの様に見えたのだが、外からブランクヴァースが一番前へと出て行く。ついでショウナンタケルも2番手につける。ゴーゴークリスが3番手で、2コーナーを廻っていく。3ハロンを39.9であり、いつもどおりにユッタリとした流れ。サンライズマハティとクイーンダンスが3番手に並んでくる。
3コーナーに入って行く時も、先頭と2番手ショウナンタケルの並びは変わらず。後の3番手に、再び内からゴーゴークリスが上がって行く。それを追う様にコパノウェルズが続く。
3コーナーから4コーナーの中間では、またサンライズマハティとクイーンダンスが最接近し、内のゴーゴークリスも間を詰めて行く。そのゴーゴークリスの手応えが抜群なのが見える。
4コーナーも、各馬がタイトに廻ってくる。内ピッタリとブランクヴァースが頑張っており、その外をショウナンタケルが馬体を並ばせる様にいる。その2頭の後ろで、ゴーゴークリスが前が開くのを信じて待っている感じだ。少し空きそうになってはまた狭くなっていく前の2頭の間隔。後ろも接近してきて外へ出すスペースも時間もなさそうである。
残り1ハロンを過ぎてもまだ前の大勢が決まらないし、3番手のゴーゴークリスも追えてない。
前の2頭がステッキを使って追い出してきた。もう2頭の間を割るスペースは完全にない。そうしているうちに、ゴーゴークリスも手応えが先ほどよりなくなっていく。むしろ前ではショウナンタケルの勢いが増して、ブランクヴァースを1馬身以上もかわしてゴール。結局は、最後の最後まで11秒台の切れが要求されるレースではなかった。バテないが、そう切れる訳でもないと言った脚色での戦いで、重苦しい戦いとも思えるものであった。これからクラスがあがって対応していける事であろう。
とにもかくにも、ケイコでかなりの動きを見せるショウナンタケルであり、面白い存在となりそうな予感である。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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