【中山金杯】フェデラリスト・田中剛厩舎の平地重賞初Vへ

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昨秋に1000万、1600万クラスを連勝し、オープン入りを果たしたフェデラリスト(牡5、美浦・田中剛厩舎)が、1/5(木)中山11レース・中山金杯(G3)で初の重賞レースに臨む。

「この馬はスタートセンスがピカイチです。出た後に折り合いもつきますし、鞍上がゴーサインを出せば反応良く動けますからね。本当に完成度が高いですよ。エンジンも良いものがありますし、特に注文をつけるところがありません」と田中剛調教師は能力を高く評価する。

「脚元の心配もありませんし、中間は予定通りに来ています。日々の調教やケアなど、毎日やるべきことをしっかりとやることが出来ました。今もちょうどチェックを終えたところですけど、何事もなくホッとしましたよ。やはりまずは無事にレースを使えることが大事ですからね」と万全の状態でレースに臨めそうだ。

「まだ開業をして間もないのに、これだけの馬を預けていただいて…。プレッシャーも大きいですけど、本当に有難いことだと思います。マジェスティバイオでG1を勝たせていただいたり、年明け初日から重賞に挑戦出来るような馬が厩舎にいるという現状に感謝しています。サポートしてくださる方々のためにも頑張りたいですね」と語る田中剛調教師だが、レースに臨む姿勢は自然体だ。

「私たちは厩舎としてやるべきことをしっかりやって、良い状態で馬をレースに送り出してあげることが大事だと考えています。結果はその後でついてくるものですからね。厩舎の馬はみんな自分の子供のようなものですから、まずは無事に帰ってきて欲しいという気持ちですよ」と思いを語る。

「ウチはスタッフとのコミュニケーションもしっかり取れていますし、僕も細かくチェックをしますけど、みんな熱心にやってくれるので、口うるさく言わなくて済んで助かっています(笑)。スタッフ間の人間関係が良くないと、馬にも影響しますからね。馬の全能力をしっかりと発揮できるように、人間も気持ち良く仕事を出来る厩舎にしていきたいですね」。

開業3年目、充実のときを迎える田中剛厩舎の活躍に期待したい。

併せ馬で先着を果たしたフェデラリスト