【フェブラリーS】トランセンド「一番、脂が乗り切っている頃」

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15日(水)、栗東トレセンで行なわれたフェブラリーS(GI)に出走予定のトランセンド(牡6、栗東・安田隆厩舎)を管理する安田隆行調教師の共同会見は以下の通り。

-:フェブラリーS有力馬、トランセンドを管理されている安田隆行調教師にお話を伺います。まずは前走のJCダート、改めて強い勝ちっぷりでした。

安:そうですね。16番枠からどのような競馬をするのかと自分自身も不安でしたが、終わって見れば本当に強い競馬でしたね。

-:16番枠から半ば強引にハナに立って押し切りましたよね。ご覧になっていてどんな印象でしたか。

安:一昨年よりも安心して観ていられました。直線に向いた時、私にも余裕がありました。

-:あれから2ヶ月半です。この間のトランセンドはどのようにしていたのでしょうか。

安:栗東にずっと置いています。年が明けてからぼちぼち動きだしまして、少しずつピッチを上げてここまですこぶる順調に来れました。

-:今年緒戦のフェブラリーSを迎えますが、先週はポリトラックで長めから74秒を切る時計を出されていますね。

安:この馬のポテンシャルを調教でも見せ付けたような感じで、本当にいい動きをしています。

-:直前の今週の調教が坂路でしたね。

安:今朝(15日)、当週のいつものパターンとして坂路で追い切りました。テンションを上げさせないように注意する、この内容でいつも成功しているので。

-:その動きというのはいかがだったのでしょう。

安:昨日からの雨で馬場コンディションは悪かったのですが、4F54秒0-終い1F13秒5で余裕もありましたし上々の攻め馬でした。

-:時計云々ではなくて、すこぶる順調な動きということですね。トランセンドは昨年のチャンピオンホースですが、当時の今頃と比べていかがでしょう。

安:皆さんからそういう質問を受けるのですが、いつもトランセンドとは一緒にいるので、どこが変わったという印象はないのですが、パワーアップしているのは間違いないところです。

-:年が明けて、今年は6歳で迎えるわけですが。

安:一番、脂が乗り切っている頃だと思っています。

-:そうすると、まだまだ昨年までの勢いは衰えを知らないと見ていいでしょうか。

安:調教を見る限り、先週まではポリトラックで今週は坂路でセーブして思ったとおりの動きをしていますし、本当にいい形でレースに臨めそうです。

-:東京マイルというのは、昨年のフェブラリーS、そして南部杯とふたつ勝っているんですね。

安:南部杯はハナを切ったエスポワールシチーの手応えが良かったので、一瞬やられたかと思いましたが、そこからトランセンドが底力を見せてくれました。ゴール前、ダノンカモンとの頭差で力を再認識しました。

-:実績もありますし、レースはジョッキーに任せるところもあるかと思いますが、安田調教師ご自身は逃げる場合、あるいは好位から進める場合と、どちらが安心して観ていられるのでしょうか。

安:やはりハナに行った場合のほうが安心して観れますね。

-:そうすると、今回のフェブラリーSでも枠順は重要になってきますか。

安:そうですね。ある程度、枠順は気になりますね。

-:今回のフェブラリーSを制しますと、ジャパンカップダートに続いて連覇ということになります。本当に前代未聞の好成績ということになりますが。

安:そうですね。JCダートは2年連続勝ち馬がいないというジンクスを破ってくれましたし、今回もトランセンドの力を信じています。

-:もちろん今まで戦ってきた強敵たちが集まってきますし、今回は!と狙ってくる新たな強豪もおりますが、このあたりの相手関係は気になりますか。

安:距離がマイルになるので、トランセンドの隙を突いてくるライバルもいるでしょうが、それは跳ね返してほしいですね。

-:この馬の場合、フェブラリーSでさえも、その先を見据えてということになりますが。

安:まずはフェブラリーSに全力を注ぎます。その結果次第になりますが、いい形で外国(ドバイWC)に足を進めたいと思います。

-:昨年、忘れたものがひとつありますものね。

安:いただけるものであれば欲しいですね。

-:改めまして、2012年度最初のGI競走、フェブラリーSに向けてトランセンドの抱負をお願いします。

安:馬の状態も本当にいいので、JRAとしての今年最初のGIを今年も勝ちたいと思います。